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なでしこへのブーイングなし 今回は自制?

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 中国・重慶で18日に行われた東アジア女子選手権の日本-北朝鮮では、試合前の君が代演奏の際だけでなく、日本チームのゴールにもブーイングは起きず、日本が執拗にやじを飛ばされた前日の男子の対北朝鮮戦とは異なり、中国人観客の自制ぶりを印象づけたと、サンケイスポーツは報じている。
 17日の男子の北朝鮮戦では、君が代演奏に大ブーイングが起こり、プレー中も日本がボールを持つたびに騒音が起き、北朝鮮が攻めると大歓声が沸くなど、観衆は反日感情をむき出しにしていた。だが、18日は観客は起立して静かに演奏を聞いた。試合中は圧倒的に北朝鮮への声援が多かったが、日本が得点した際にも大きな歓声が上がった。勝利した日本の選手が試合後、スタンドに向かって手を振ると、一部の観客は拍手を送っていたという。

 昨年9月、中国の杭州で行われた女子W杯のドイツ戦でも日本は地元観客からブーイングを浴びたが、選手たちは試合後に「謝謝」と中国への謝意を表した横断幕を掲げ、中国国内でも「見習うべきだ」と称賛する声が出ていた。

(文 武澤伸昭)

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