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パリ五輪世代のエースに名乗り! 藤尾翔太が2得点でアピール…プロ3年目FWは徳島とU-21代表での活躍誓う

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FW藤尾翔太が2ゴールを記録

[3.9 練習試合 U-21日本代表候補 5-1 横浜FM]

 U-21日本代表候補のストライカーとして、決定力で大アピール。1トップで先発したFW藤尾翔太(徳島)は2得点を挙げ、初陣での勝利に貢献した。

 パリ五輪世代始動となる最初の合宿最終日、横浜FMとの実戦で強みを発揮した。前半7分、DF甲田英將(名古屋)からパスを受けたDF半田陸(山形)が右サイドからクロス。「陸がクロスを上げるタイミングでファーに来そうな気がした。あとはゴールを決めるだけでした」。ゴール前の藤尾がしっかりと頭で合わせ、チームのファーストゴールを奪った。

 さらに、藤尾が追加点。前半22分、甲田のカットからMF山本理仁(東京V)が敵陣付近でパスを捌く。フリーの藤尾がボールを収め、シュートをゴールに決め切った。

 得点は「試合前からこだわっていた」部分だ。2点先取はチームに勢いを与え、横浜FMを相手に合計5-1で勝利。チームの初陣を白星で飾った。藤尾は「新監督の前でアピールできたことは嬉しいです」と喜びを語る。U-22日本代表として参戦した昨年10月のAFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選でも、藤尾は香港代表戦で2ゴール。新チームとなった今回も2得点を決め、エースとして名乗りを挙げた。

 昨季はセレッソ大阪から水戸ホーリーホックに期限付き移籍し、J2で22試合8得点をマーク。今季からは徳島ヴォルティスにレンタルされている。徳島への移籍には理由があり、「背後に抜けるという強みは持っている。だけど、徳島のサッカーみたいにボールを大事にしながら引き出すというタイミングは、僕自身には足りていないと思っていたので、そういうチームに移籍して僕自身の力にしていく。だから徳島を選ばせていただきました」と明かした。

 まずは新天地・徳島で2桁得点を目指す。「しっかり自チームで結果にアプローチして、また代表でやれるように頑張っていきたい」。プロ3年目を迎える若きストライカーは決意を新たに、クラブと代表での活躍を誓った。

(取材・文 石川祐介)
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