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新生森保Jはコーチ陣刷新へ! 若手指導者の抜擢も示唆「日本の未来にバトンを渡せるように」

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横内昭展コーチ(写真左)は磐田監督に

 日本代表指揮官の続投が決まった森保一監督が28日、東京都内で記者会見を行い、今後のコーチングスタッフ選考に言及した。これまで右腕を担った横内昭展コーチがジュビロ磐田の監督、上野優作コーチがFC岐阜の監督に就任することがそれぞれ決まっており、2026年の北中米W杯に向けてスタッフ陣の入れ替えが確実となっている。

 森保監督はスタッフ編成について「基本的には横内コーチ、上野コーチが抜けたポジションを補充しつつ、全体的にまた考えていきたい」と方針を説明。その上で「われわれが結果を出すため、日本代表の勝利と日本サッカー発展のため、日本のために結果を出せるコーチを選んでいきたい」と意気込みを示した。

 カタールW杯ではドイツ・スペインの強敵を破ってグループリーグを突破したが、ベスト16の壁を破ることはできなかった。指揮官は「速攻であれ遅攻であれ、われわれがボールを奪って、そこからボールを握りながらコントロールする、ゲームを決めに行くことをできるようにしないといけない」と改善点を述べており、コーチングスタッフの選考も攻撃面が大きな鍵になりそうだ。

 会見では「まずは守備は絶対に忘れてはいけない。攻撃でボールをコントロールしながら速攻、遅攻を仕掛けていくというのはとても大切だが、今回のW杯であらためて気づかせてもらったのは、サッカーはゴールを奪い、ゴールを守る前に、ボールを奪い合うというデュエルの本質の部分で力を持っていなければ技術は全く活かせないというところ」とこれまでの積み上げを大事する意向を示しつつも、「ボールを握りながらチャンスを作る、アタッキングサードでシュートチャンスをより多くするところに長けている元選手、コーチを招集できれば」と選考方針を語った。

 チームでの活動は来年3月の国際親善試合までないため、決定時期については「いつまでにということは急がず決めていきたい」と慎重に語った森保監督。「私自身も多くの方々にいろんなことを学び、歴史を伝えていただき、バトンを渡してもらったので、私自身も日本の未来にバトンを渡せるようなコーチを選んでいきたい」と若手指導者を抜擢する可能性も示唆した。

(取材・文 竹内達也)

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