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サッカー日本代表・森保監督もWBC優勝に感動!「勇気と感動を頂いた」“野球少年”だった過去も吐露

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森保一監督

 サッカー日本代表森保一監督も感動だ。野球日本代表は22日、野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で14年ぶりに優勝。森保監督は「国民の一人として勇気と感動を頂きました。活躍に、がんばりに感謝したい」と語った。

 サッカー日本代表は今週からキリンチャレンジカップ2023に向けて合宿をスタートさせた。22日の合宿3日目が行われる直前には、野球日本代表がWBC決勝でアメリカに3-2で勝利し、2009年大会以来となる3大会ぶり3度目の優勝を達成。森保監督は仕事をしながらも途中から観戦していたようで、合宿3日後の囲み取材で野球日本代表の快挙を称えた。

 特に“二刀流”で大会MVPにも輝いた大谷翔平(28)が、試合前のロッカールームで「憧れるのをやめましょう」と発した言葉には、森保監督も感銘を受けたという。

 大谷は決勝でも大活躍。打者として3打数1安打を記録すると、9回にはピッチャーとしても登板。ロサンゼルス・エンゼルスの同僚であるマイク・トラウトとの直接対決も三振で抑え、自らの手で優勝を決め切った。

「中心の大谷選手が、チームのために、仲間のために、日本のためにがんばろうということを、チームに発信できることは本当に素晴らしいと思います。代表チームとして日本を背負って戦うという立場で、日本のために戦うことが何よりも一番にならないといけない。それを確認して、試合に臨むことは本当にすばらしい」

 また、今大会で退任を表明した栗山英樹監督にも言及。「大変な気苦労と責任を持って戦われていた。おめでとうございますと、少しゆっくり休まれてくださいと伝えたい」。一国を背負って戦う“仲間”にメッセージを送った。

 森保監督自身も幼少期は“野球少年”だった。「野球はすごいと思います。国民的スポーツだと思いますし、私自身も小学校5年生まではプロ野球選手になりたいという夢を持っていました」。野球界では日本は強豪国であり優勝候補。厳しくマークされながらも、それを打破して頂点に立った。

「われわれのW杯で言えば、スペインやドイツの立場で試合をして勝っていくのが日本の野球。力をつけられるように、自分たちもしたいなと思っています」

 その上で、野球やサッカーという枠に捉われず、スポーツという枠組みの中での共闘も誓う。

「野球はすばらしいと思いますけど、スポーツ全般に社会の中で必要なものだと思ってもらえることは野球、サッカー、ほかにとっても必要なことで、そう思われることがわれわれの存在価値。見習いながら、日本に勇気や感動を届けられるようにしたい」

 サッカー日本代表も、昨年末のカタールW杯でドイツ代表とスペイン代表に逆転勝利。世界を驚かす活躍を見せた。森保監督は引き続き日本代表監督を続投。これからも日本を盛り上げるスポーツ界の代表として、活躍を目指すつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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