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森保監督、W杯辞退の中山雄太と初面会「焦らずしっかり治して」リハビリ中の冨安も訪問

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オンライン取材に応じた森保一監督

 日本代表森保一監督が26日、欧州視察先のスイスから報道陣のオンライン取材に応じ、イングランドで負傷離脱中のDF中山雄太(ハダースフィールド)、DF冨安健洋(アーセナル)と面会したことを明かした。

 中山は昨年11月2日のEFLチャンピオンシップ・サンダーランド戦でアキレス腱断裂の重傷を負い、カタールW杯への参加を辞退した。森保監督によると、現在はボールを使いながら身体を動かす段階にはきているといい、「もうすぐシーズンが終わってしまうので、急速に上げるのではなく、徐々に来シーズンに向かって上げていく」という形で来季の復帰に向けた慎重な調整を続けているようだ。

 森保監督は「怪我をしたことは彼にとっても痛いことだったと思うが、安心したのはポジティブに全てを捉えられているところ。これから復帰後にパワーアップした自分が見せられるようにやっていこうという姿勢をすごく感じることができた」と振り返りつつ、「選手である以上、1日でも早くピッチに立ちたいという思いはあるだろうが、しっかり積み上げて完治させる、いい状態でプレーができるようにしてもらいたいというところで、焦らずしっかり治してほしいと伝えた」と完治を願った。

 冨安は3月16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティング戦で右膝を負傷。すぐに手術を受けたため、3月下旬の第2次森保ジャパン初陣シリーズは参加を辞退した。森保監督は「まだリハビリ段階でアーセナルのメディカルチームが彼の復帰に向けて最大のサポートをしてくれている。彼も一日も早く復帰しようと地道にリハビリを重ねている。まだプレーするには時間がかかるところだと思うが、このリハビリの期間を無駄にすることなく、いまできる強化をして、ピッチに立てる日に向かって進んでいる感じはした」と現状を説明した。

(取材・文 竹内達也)

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