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世界一奪還を目指したなでしこJはベスト8で終幕…熊谷紗希「あと少し届かなかったところが、自分たちの力のなさ」

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DF熊谷紗希

[8.11 女子W杯準々決勝 日本 1-2 スウェーデン]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は11日、女子ワールドカップ準々決勝でスウェーデン女子代表と対戦し、1-2で敗れた。ここまでチームを引っ張ってきたDF熊谷紗希主将(ローマ)は「悔しいけど一緒に戦ってくれた仲間に感謝したい」と今大会を振り返った。

 グループリーグから快進撃を見せていた日本だが、この日は立ち上がりから苦しい展開に。スウェーデンにボールを握られると、押し込まれる時間が続き、ここまで得点を量産してきたカウンターへ繋げることができない。前半32分に警戒していたセットプレーの流れから先制点を許した。

 さらに後半6分にはコーナーキックのボールがMF長野風花の手に当たり、ペナルティキックを献上。反撃を前に痛い失点となった。熊谷は「もう少し後ろが踏ん張れれば、前にチャンスもできたと思う」と嫌な時間帯の2失点を悔やむ。試合終盤には攻撃の手を強めるも、堅守・スウェーデンから奪えたゴールは1点のみだった。

「自分たちには確実にチャンスがあったし、最後に取り返すチャンスはいくらでもあった。あと少し届かなかったところが、自分たちの力のなさかなと思う」

 12年前のドイツ大会で自身が味わった“絶景”を仲間、そして日本のサッカー少女に見せたかった。「もう少しみんなとやりたかったし、少しでも前に進むことが日本の女子サッカーの未来に繋がると思っていた。この結果をしっかり受け止めるしかない」。来年のパリオリンピックで雪辱を果たすつもりだ。


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