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勝利と生き残りを懸けて…U-22日本代表DF大畑歩夢が決意「自分にしかできないことを」

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DF大畑歩夢

 まとわりつくような湿気と高温に打ち勝ち、闘い抜くことを誓っている。U-22日本代表DF大畑歩夢(浦和)は「日本とは全く違う暑さ。なんかサウナみたいな…」と表情を曇らせながらも、パキスタン戦に向けてゲーム運びのイメージをしっかりと組み立てている。

「相手の戦い方は、やってみないと分からないところでもありますけど、自分たちがボールを保持しながら、握るとこは握る。そして引いて来たら行くとこは行く。具体的に言うと早く先制点を取れたら一番楽にゲームを進めるんじゃないかな、と思ってます」

 所属の浦和では出場機会が少なく苦しんでいるが、今季のJ1初先発となった6月28日の湘南戦では興梠慎三の先制点をアシストし、90分間フル出場。躍動感のあるプレーを見せ、その後2試合も先発を続けた。しかし、7月中旬から再びプレータイムが減り、「6月の頃よりも(フィジカルが)落ちているように思うので、不安も今はありますね」と率直に言う。

 けれども、巡ってきたチャンスでできる限りのアピールはもちろんするつもりだ。

「今回、(招集メンバーに)入っていない人も含めてライバルだと思っている。自分にしかできないことを、試合中に色を出してやっていければいいかなと思います」

 U-22パキスタン代表にはA代表にも選ばれている選手が何人かいるため、ミーティングではA代表の映像を見た。対戦相手の情報は少ないがゴールに向かうための道筋ははっきりとある。勝利と生き残りのために全力を尽くす。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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