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森保J、25人でトルコ戦前日練習…伊東純也はゲンク凱旋「ロッカーとシャワーが新しくなってていいなと」

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ゲンク凱旋を果たしたMF伊東純也(前列右)

 日本代表は11日、キリンチャレンジカップ・トルコ戦の前日練習をベルギー・ゲンクのセゲカ・アレーナで行った。9日の国際親善試合・ドイツ戦で左脚を負傷したFW上田綺世(フェイエノールト)が10日でチームを離脱しており、公開された冒頭15分間には残る25人全員が参加した。

 日本代表はドイツ戦から一夜明けた10日、ドイツ・ボルフスブルクでリカバリートレーニングを行った後、チャーター機でベルギー入り。ゲンクでのトレーニングはこの日のみとなった。

 9日夜に行われたドイツ戦から12日昼のトルコ戦までは中2日しかなく、回復時間も短い。森保一監督は練習に先立って行った記者会見で「ドイツ戦から大幅にメンバーを入れ替える」と明言しており、フレッシュなメンバーがピッチに立つとみられる。

 また試合会場のゲンクはMF伊東純也(スタッド・ランス)にとって、柏レイソルから期限付き移籍で加入した2019年2月から、スタッド・ランスに移籍した22年夏まで3年半にわたって過ごした古巣だ。

 伊東は在籍時に8季ぶりのリーグ制覇、7シーズンぶりのUEFAチャンピオンズリーグ出場にも導いており、躍進の立役者的な存在。この日も地元のスタッフが伊東の話をしながらトレーニング風景を見つめる姿が見られるなど、いまもなお愛されている様子が伝わってきた。

 練習後、報道陣の取材に応じた伊東は「海外に初めて来てこのクラブで色々な経験をしたし、お世話になった。チャンピオンズリーグにも出られたし、優勝もして、いろんな思い入れがある」と感慨を口にし、「久しぶりにゲンクに帰って来て懐かしいなと感じました。何人かスタッフとも会ったけど喜んでくれてよかったです」と話した。

 前日練習を行ったスタジアムも慣れ親しんだ場所だが、移籍後には変化もあった様子。「ロッカーとかちょっと新しくなってたんで。シャワーも。この1年で変わったなと思いましたね。ロッカーは俺がいた時から新しくするって言ってたけど、シャワーも新しくなってたんで、いろいろ新しくなってていいなと思いました」と冗談まじりに話していた。

 そんな思い出の場所でのトルコ戦は現地時間12日午後2時20分(日本時間午後9時20分)にキックオフ。中2日で迎える一戦だが「中2日は多少疲れは残ると思うけど、全然大丈夫かなと思ってます」と前向きに述べ、「出たらやるだけ。疲れたとか言い訳にならないので、ピッチに立ったらやれることをやるだけ」と静かに意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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