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来年のコパ・アメリカ出場を目指すカナダ、日本戦は“予選”直前の「重要なテストマッチ」

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カナダ代表のマウロ・ビエロ暫定監督(左)とDFアリスター・ジョンストン

 13日のMIZUHO BLUE DREAM MATCHで日本代表と対戦するカナダ代表が12日、新潟のデンカビッグスワンスタジアムで公式練習を行った。

 練習後、マウロ・ビエロ暫定監督とDFアリスター・ジョンストン(セルティック)が公式会見に出席。所属クラブでFW古橋亨梧やMF旗手怜央とチームメイトのジョンストンは「このカードが発表されてからチーム内でも話してきたし、試合が終わったら一緒に反省会をしようとも話している。スコットランドには美味しい寿司屋がないので、日本にいる間に一緒に行ければいいね」と笑顔を見せていた。

 36年ぶりに本大会出場を果たした昨年のカタールW杯は3連敗で終戦。大会後にジョン・ハードマン前監督はMLSトロントFCの監督に就任し、前監督の下でアシスタントコーチを務めていたビエロ氏が暫定監督となった。

 カナダは11月にCONCACAFネーションズリーグ準々決勝を控えており、この試合に勝てば、来年アメリカで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)2024に招待国として出場権を獲得する(準々決勝で敗れた場合はプレーオフに回る)。アメリカ、メキシコとともに2026年W杯のホスト国でもあるカナダにとって、コパ・アメリカ出場はチーム強化に欠かせない大きなチャンスになる。

 ビエロ暫定監督は「ネーションズリーグ準々決勝に向けて明日は重要な試合。チームにとってどんな組み合わせが良いかを見たい」と位置づけ、ジョンストンも「コパ・アメリカに出るのはカナダにとって重要なこと。出場すればブラジルやアルゼンチンといった強豪国と対戦できるチャンスをもらえる。明日は重要なテストマッチだし、テストマッチにふさわしい強いチームと対戦できることを幸せに感じている」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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