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南野拓実、W杯以来の代表戦に「何かしらの結果を残したかった」

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日本代表MF南野拓実

[10.13 MIZUHO BLUE DREAM MATCH 日本 4-1 カナダ デンカS]

 あらためて日本代表としてプレーする喜びを嚙み締めた。カタールW杯以来の代表復帰を果たしたMF南野拓実(モナコ)は右インサイドハーフで先発し、後半38分までプレー。背番号はW杯までの10番ではなく、真新しい8番だったが、「このユニフォームを着て思ったのは、やはり特別なことだなと。日本のために戦って、勝利をおさめることができて良かった」と率直に言った。

 カタールW杯後、所属チームでもなかなか出場機会に恵まれず、代表からも遠ざかっていた。それでもモナコ移籍後2シーズン目となった今季はかつてザルツブルクで師事したアディ・ヒュッター新監督が就任し、開幕4試合で3ゴール3アシストを記録。8月のリーグアン月間最優秀選手にも選ばれた。

「昨季は難しいシーズンを過ごしたけど、今季は落ち着いて自分らしくプレーできている。戦術的にも自分のポジションもやりやすくなって、最初に結果も付いてきて自信にもなるし、いい循環ができていた」

 そんな中での待望の第2次森保ジャパン初招集。4-1-4-1の右インサイドハーフで先発すると、「(インサイドハーフは)少し低い位置からのスタートになるけど、味方とコミュニケーションを取りながらやれた」と、可変システムの中で試合の流れに応じて4-2-3-1のトップ下でもプレーした。

「もっといい形で受けて、前を向いてプレーしたかったし、何かしらの結果を残したかった」。前半40分にはFW浅野拓磨の左クロスに飛び込んだが、わずかに届かず。結果的に相手のオウンゴールとなったが、ゴールやアシストという結果にはつながらず、「全然満足していない。チャンスは2、3本あったし、それをモノにしたかった」と悔しさを隠さなかった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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