beacon

4戦連続クローザー起用の橋岡大樹「10分でも出場時間を積み上げていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表DF橋岡大樹

[10.17 キリンチャレンジ杯 日本 2-0 チュニジア ノエスタ]

 9月シリーズのドイツ戦、トルコ戦、そして今月13日のカナダ戦に続いて、リードしている状況から途中出場で右サイドバックに投入された。これで4試合連続の“クローザー起用”となった日本代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)は「クローザーという形で出てゼロに抑えられたのは良かったし、10分でも自分のプレーを見せられたかなと思う」と及第点の自己評価をした。

 カナダ戦は後半38分に橋岡がピッチに入ったタイミングで右サイドバックのDF毎熊晟矢が一列前に上がったが、連係不足からクロスを上げられて1失点を喫し、反省点が残った。チュニジア戦も橋岡が入ったタイミングで右サイドバックで先発していたDF菅原由勢が一列前へ。今回は「左サイドの7番の選手が内側に入って、13番の選手が高い位置を取ってきたときに(菅原)由勢がそのまま付いていっていいとか、内側に絞って7番の選手を消してとか、早めの段階でコミュニケーションを取れていた」と、カナダ戦の反省を活かした。

 地味な起用のされ方ではあるかもしれないが、確実に勝ち点を手に入れなければならないW杯予選やアジア杯といった公式戦が間近に迫っている中、出番が続いているのはポジティブなことでもある。「チームとして最終予選を勝っていかないといけない中で、自分の良さを少しずつ出して、10分でも(プレータイムを)積み上げていきたい」と、モチベーションは高い。

 一方で、先発で出たいという思いも当然ある。しかし、「悔しい気持ちもあるけど、こういうのがプロの世界。僕自身はそれでへこたれていないし、ここから這い上がっていける自信がある」と言葉に力を込める。「今は(先発で)出られていないという現実を認めないといけない状況だけど、常に狙っていきたいし、できるという自信があるので見ていてほしい」と意気込みを強めていた。

(取材・文 矢内由美子)

●北中米W杯アジア2次予選特集ページ
矢内由美子
Text by 矢内由美子

TOP