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なでしこJ池田監督、女子W杯イヤーは「世界が見えてきた部分もあった」…来年2月にパリ五輪出場を懸けた決戦へ

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池田太監督

 日本サッカー協会(JFA)は18日、日本女子代表(なでしこジャパン)の2024年スケジュールを発表した。メディアブリーフィングには池田太監督と佐々木則夫女子委員長が出席し、来年の展望を明かした。

 今夏の女子ワールドカップでスペイン(○4-0)、ノルウェー(○3-1)といった強豪国を倒す快進撃を見せたなでしこジャパンは、来夏フランスのパリで開催されるオリンピック出場を目指す。すでにアジア2次予選が行われ、日本はグループリーグ3連勝。来年2月の最終予選進出が決まっている。

 池田監督は「一つ大きな世界大会を戦い、ベスト8という結果で悔しさもあり、また、私が就任してから選手を少しずつ成長させてきて、世界と戦える、世界が見えてきた部分もあった」と23年を振り返る。その上で「来年の最終予選を経て、パリオリンピックに向けてチームを向上させていきたい」と自信をのぞかせた。

 なお、来年2月24日、28日に行われる北朝鮮との最終予選・ホーム&アウェーの会場は現時点で未定だ。佐々木女子委員長は「AFC(アジアサッカー連盟)の方には、年内に決めて欲しいとアプローチをしている」と説明。「北朝鮮で行われる前提で準備をしている。この間のブラジル遠征も同じ国と2戦やるという想定をして戦った」とし、「しっかり結果を残して、日本の多くの皆さんにオリンピックでの勇姿を見ていただく計画をしている」とその先を見据えた。

(取材・文 成田敏彬)
成田敏彬
Text by 成田敏彬

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