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クラブW杯に刺激受けたGK鈴木彩艶「西川周作選手に注目して見ていた」

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GK鈴木彩艶(シントトロイデン)

 世界に挑んだ古巣の勇姿が大きな刺激になっていた。日本代表GK鈴木彩艶(シントトロイデン)が30日の練習後、報道陣に取材に対応。浦和レッズがクラブW杯で健闘していたことに「ああいう舞台でやりたい気持ちはあるし、やれるように頑張っていきたい」と話した。

 鈴木は今夏、小学校の頃から育成組織で過ごした浦和を離れ、ベルギーのシントトロイデンに移籍。その後も古巣の動向は気にしており、浦和がクラブW杯で戦ったレオン戦、マンチェスター・シティ戦、アルアハリ戦の3試合を「全部見ていた」という。

 そこでインパクトを感じたのはマンチェスター・C相手に度重なるビッグセーブを見せ、「積み重ねてきた部分が通用するということを証明していた」(鈴木)というGK西川周作の奮闘だった。

「自分はGK、西川周作選手に注目して見ていたけど、海外の舞台でもしっかりとしたパフォーマンスを発揮していた。自分としても浦和で積み重ねてきた部分をもっともっと発揮したい。西川選手に負けないように頑張りたい。日本人キーパーでもしっかりと海外の舞台で戦えるということは自分としても、もっともっと表現していきたい」(鈴木)

 浦和の奮闘は4位で終幕。それでも鈴木は「悔しい結果とはなったけど、その上でも海外の相手に対してトライしていたと思うので、再来年にクラブW杯があるのでしっかり結果を出してほしい」と述べ、25年のクラブW杯でのリベンジに期待していた。

 そうした勇姿は自身の活躍につなげていく構えだ。「自チームでは納得のいくパフォーマンスができていないし、結果的に大量失点で負けてしまう試合が多いので、まだまだ課題は多い。世界のトップレベルを目指す上ではまだまだ長い道のりだと思う」と現状を見つめつつも、「ベルギーリーグで試合に出場して、いい経験はできている。いいプレーも悪いプレーも試合に出続けながら学んでいけている。そこは成長を感じられている部分でもあるし、代表でもしっかりと前回も試合に出場できたので、試合に出場し続けられるように努力していきたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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