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トップ下で先発も得点絡めず前半で交代…A代表デビューの伊藤涼太郎「自分のプレーを出せなかった」

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悔しい代表デビュー戦となったMF伊藤涼太郎

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 悔しい代表デビューだった。A代表初招集の日本代表MF伊藤涼太郎(シントトロイデン)は4-2-3-1のトップ下で先発出場。しかし、得点に絡むことはできず、0-0で折り返したハーフタイムでベンチに下がった。

「自分にとっては悔しい結果。それほど自分を見せられなかった。悔しさが残るし、自分のプレーを出せなかった」。前半7分、MF佐野海舟から縦パスを受け、右足でミドルシュートを狙ったが、ゴール左へ。同22分にもFW細谷真大のポストプレーからシュートを打ったが、決め切れなかった。「シュートチャンスがあって決め切れなかったのは自分の力不足」と唇を噛んだ。

 不完全燃焼のまま、前半のみの出場で途中交代。チームは後半に5点を奪って勝利したが、「後半に5点入ったというより、自分にチャンスがあって点を取れなかったのが悔しい。初招集で使ってもらって、目に見える結果が欲しかった」と首を振った。

 何度か鋭いスルーパスを出すシーンもあったが、なかなかチームメイトと合わず。短い練習期間で連係を深める難しさもあった。「伸びしろはある感覚もある」。デビュー戦の悔しさを今後の糧にするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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