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冨安健洋が森保Jアジア杯前全体練習に初合流!! 復帰へ大きく前進、三笘・中山は姿見せるも別メニュー

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DF冨安健洋(アーセナル)が初の全体合流

 アジアカップを控える日本代表は12日、カタール・ドーハの練習会場でトレーニングを行い、これまで別メニュー調整していたDF冨安健洋(アーセナル)が今回の合宿で初めて部分合流を果たした。約1時間が報道陣に公開され、MF三笘薫(ブライトン)、DF中山雄太(ハダースフィールド)は引き続き別メニューで調整していた。

 冨安は昨年末に左ふくらはぎの負傷から復帰したが、復帰戦のフルハム戦で足首を負傷。今合宿では初日からトレーナーとともに個人メニューに励んでいたが、この日は初めて全体練習に加わった。冒頭のランニングやボール回しだけでなく、守備側を置かないシュート練習にも参加。豪快なヘディングシュートも披露していた。公開部分最後のクロス&シュート練習には参加しなかったが、復帰に向けた回復は順調のようだ。

 中山は前日11日のトレーニングを「コンディション調整」(協会スタッフ)のため個別メニューにとどめており、この日も別メニュー調整。鋭い方向転換やスプリントも見せ、回復具合は前進していた。左足首を負傷中の三笘は前日と同じく遅れてピッチに登場し、報道公開部分はランニングを行ったのみ。症状は重くないとみられるが、復帰には時間がかかりそうだ。

 全体練習には前日のトレーニングで初めて全体合流したMF久保建英(ソシエダ)、前日は一部別メニュー調整だったFW前田大然(セルティック)を含む24人と、トレーニングパートナー5人が参加。強い日差しが照りつける中、汗を流しながら取り組んでいた。シュート練習ではサイドの深い位置から折り返しのパスを配球するという形も確認し、押し込む展開が予想される“アジア仕様”の狙いも見られた。

 チームは5日午前から順次、カタール・ドーハ入りし、9日に非公開のトレーニングマッチ・ヨルダン戦(○6-1)を実施。10日は午前中に室内でリカバリー調整した後、同日午後にオフを取り、11日から練習場で再始動していた。11日以降の練習は一部非公開で行われており、14日のグループリーグ初戦・ベトナム戦に向け、戦術的な要素も組み込みながら最終調整に入っている。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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