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首痛の渡辺剛が部分合流「完璧ではないけど回復している」

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練習に復帰した日本代表DF渡辺剛

 15日の練習で首を痛めて16日の練習を欠席し、17日は別メニュー調整となっていた日本代表DF渡辺剛(ゲンク)が18日、3日ぶりに全体練習に部分合流した。練習後、報道陣の取材に応じ、今月9日に非公開で行ったヨルダンとの練習試合で首を痛めていたことを明かし、15日のミニゲームでスライディングした際に「だいぶ痛めてしまって次の日(16日)を休んだ」と負傷の経緯を説明した。

 この日は報道陣に公開された冒頭15分間は全体練習に加わっていたが、その後のヘディングを伴うフォーメーション練習やセットプレー練習には不参加だったそうで、「寝違えだったら絶対休みませんよ」と冗談をまじえながらも、「そういう意味ではまだ完璧ではないですけど、自分の中でできる準備はできているという感じ。回復はしています」と明るい表情で語った。

 ベンチから見た14日のベトナム戦(○4-2)については「日本は注目度が高いから、その分対策もされて、ベンチから見ていてだいぶ苦しんでいるなと感じた」と指摘。ただ、厳しい戦いになることを感じたからこそ、「そこを上回るチーム力や個の力が大事になってくる。自分が入ったときの想定、自分がどう生きるかを想像しながら試合を見ることができた」と前向きに受け止めていた。

 ベトナム戦で先発したDF板倉滉とDF谷口彰悟のセンターバックについては「常にリスク管理できていた。流れの中から点を取られていないというのは守備陣の危機管理がうまくいっていたからだと思う」と言及した。一方で、彼らにはない自分の強みがあることも強調。「守備のところでもっと強くいってボールをカットできることは自分の強みだと思う。(他の選手を)見て学びながら、自分のストロングを出していきたい」と意欲を見せていた。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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