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アジア8強の結果に日本の10番として自らを責める堂安律「自分の不甲斐なさを感じている」

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日本代表MF堂安律

[2.3 アジア杯準々決勝 日本 1-2 イラン エデュケーション]

 日本の10番として自らを責めた。3試合連続の先発出場を果たした日本代表MF堂安律(フライブルク)は「前回のアジア杯からオリンピック、W杯、今回のアジア杯と、何一つ代表で成し遂げられていない自分の不甲斐なさを感じている」と、アジア8強という結果を受け止めた。

「後半、パワーで来る相手に対して、ヨーロッパでやっている選手はパワーに慣れているはずなのに、なぜか跳ね返せない。相手のパワーに支配されていた」。中東というアウェーの空気なのか、アジア杯に対する選手のモチベーションの差なのか、イランの気迫と執念にただただ防戦一方を強いられた。

「相手のレベルが上がっているのはもちろんあるけど、これぐらいの相手なら普段からやっているので理由にならない」。FIFAランキングでアジアトップの17位に付ける日本に対し、イランはアジアで2番目の21位。当然、今大会では最大のライバルの一つではあるが、W杯優勝を目標に掲げる選手たちにとって、アジアの強国に不覚を取った事実は重い。

 1-0の後半10分にGKのビルドアップからボールを奪われ、ショートカウンターで失点。「失点の仕方が悪くて、メンタル的にもダメージが来た。脳からダメージが来て、少しずつ体が動かなくなった」。イランのロングボール攻勢に耐え切れず、後半アディショナルタイムに決勝点を献上。「後半は情けない試合だった」と、厳しい表情で話した。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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