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北朝鮮戦控える森保J、冒頭非公開で戦術確認…前日合流組の5対5ミニゲームでは久保vs長友マッチアップも

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MF久保建英とDF長友佑都がマッチアップ

 北朝鮮との北中米ワールドカップアジア2次予選2連戦を控える日本代表は19日、千葉県内で合宿2日目のトレーニングを行った。冒頭約30分間は報道非公開で実施。別ピッチでコンディション調整のGK鈴木彩艶(シントトロイデン)を除く24人が合流し、攻撃面の戦術確認を行ったという。

 新たに合流したのは18日夜に帰国したDF谷口彰悟(アルラーヤン)と、19日に帰国したDF渡辺剛(ゲント)、DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、DF菅原由勢(AZ)、MF遠藤航(リバプール)、MF南野拓実(モナコ)、MF守田英正(スポルティング)、MF相馬勇紀(カサピア)、MF堂安律(フライブルク)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW上田綺世(フェイエノールト)の計12人。谷口以外の11選手は所属チームのリーグ戦の負荷を考慮され、非公開での戦術確認に参加したのみで、公開練習はピッチに姿を見せずにリカバリー調整した。

 トレーニングの冒頭に非公開で戦術確認を行うのは第2次森保ジャパン発足後に始まった試み。所属クラブのリーグ戦を終えて帰国したばかりの選手は激しいトレーニングができないため、全員が揃っている冒頭にピッチを使い、ポジショニングやボールの動かし方などを共有している。

 またこの日は近隣ホテルの上層階から視界に入る高円宮記念JFA夢フィールドではなく、別の練習場を使用。北朝鮮戦に向けて厳戒態勢を敷いていた。練習後、報道陣の取材に応じた久保は「セットプレーで対策されているという話もちらほら聞いているので、こうして非公開でやれて有意義な時間になった」と前向きに語った。

 そんな久保はこの日、5対5のミニゲームなどフルメニューを消化。所属先のソシエダではアジア杯後の過酷な連戦でフル稼働が続いた影響で、2試合を負傷欠場しており、「コンディションが良いかと言われたら良くない」「身体のほうがちょっと追いつかなかった」とも明かしたが、慎重に強度を調整しながらDF長友佑都(FC東京)とのマッチアップをこなしていた。

 カタールW杯以来となる長友との対峙に久保は「ミニゲームで僕のマッチアップだったけど、久しぶりにあの良い意味でのしつこさがあって楽しかった」と笑顔。今回の活動ではアジア杯からの立て直しも求められる中、「僕たち選手だったり、この日本代表のメンバーは外の人たちが何を言おうと気にしないワンチームだと思う。ずっと勝っていた時の日本代表より今の日本代表が弱いかというとそうじゃないと思うし、結果が出ないこともあるけど、しっかりチームとしてまとまっているのがこのチームの良さ。そこから崩れるようなことはないようにしたい」と力を込めた。

 5対5ミニゲームは以下のチーム分けとなっていた。

▼ビブス
橋岡大樹伊藤洋輝田中碧久保建英前田大然

▼ビブスなし
長友佑都板倉滉毎熊晟矢川村拓夢浅野拓磨

(取材・文 竹内達也)

●北中米W杯アジア2次予選特集
竹内達也
Text by 竹内達也

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