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[五輪]主将の水本は世界との差を痛感、「悔い残る」

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[8.13 北京五輪GL 日本0-1オランダ 瀋陽]

 主将としてグループリーグ全3試合に先発したDF水本裕貴(京都)は3戦全敗という結果に悔しさを隠さなかった。「結果が出なければ、当然悔いは残る。この世界は勝者と敗者にしか分かれないので。次は勝者になれるよう、この悔しさを次につなげていかないといけない」と必死に前を向いた。
 第1、2戦は森重真人と、オランダ戦は吉田麻也とセンターバックを組んだ。3試合で計4失点を喫したが、DFラインが大きく崩される場面はなく、1対1や空中戦でも粘り強く戦っていた。「守備については、ある程度身長差のあるチームにも戦うことはできたので、とくに大きな間違いはなかったと思う」。DFとしてはある程度の手応えもあった。だが、勝負どころでの厳しさや集中力で世界との差を感じたのも事実だった。
 「欧州とかアフリカは常日ごろから厳しい戦いがあると思う。ただ、日本は島国なので、そういうことがない。ゴール前の強さだったり、厳しさが点差に表れたと思う。日本もチャンスは作ったが、結局は取れなかった。相手はギリギリの状況でも点につなげた。そういった厳しさ、強さが勝負を分けたと思う」
 北京五輪は3戦全敗で終わった。しかし、これでサッカー人生が終わるわけではない。この世代が成長していかなければ、10年の南アフリカW杯への道のりも厳しさを増すだけだ。「ナイジェリア戦とオランダ戦についていえば、少し差はあった感じがする。ただ、ワールドユースのときに感じたような大きな差はなかったと思うし、相手もレベルアップしていたが、自分たちもレベルアップし、差は縮まっていると思う。この差を縮めれることが2010年までの課題。個人個人のレベルを上げていかないといけない」と力を込めていた。

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