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初コンビも不安なし、寺田&高木で完封発進狙う

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 初コンビにも不安はない。20日のアジア杯予選・イエメン戦(熊本)ではDF寺田周平(川崎F)とDF高木和道(G大阪)が初めてセンターバックを組むことになる。寺田はイエメン戦が国際Aマッチ5試合目、高木は4試合目だが、意外にも同時出場はなかった。

 ただ、10日からの鹿児島・指宿合宿ではDF中澤佑二(横浜FM)、DF田中マルクス闘莉王(浦和)が不在で、DF阿部勇樹(浦和)、DF森重真人(大分)が途中離脱したこともあり、2人がコンビネーションを熟成させる時間は十分に取れた。寺田は「細かいところは練習でも話して修正してきた」と言い、高木も「ずっと(寺田)周平さんと話しているし、疑問に思ったことは言ってきた。大丈夫」と強調した。

 寺田はこれまでピッチに立った270分間、いまだに失点していない“無失点記録”も更新中。これまでの相棒は闘莉王、中澤だったが、新コンビでも安定感を見せることが自分自身のさらなるアピールにもつながる。「09年最初の試合だし、いいスタートを切りたい」と意気込んだ寺田に呼応するように、今オフに清水からG大阪に移籍した高木も「今年は勝負の1年だと思っているし、いいスターを切れるように頑張りたい」と言った。相次ぐ離脱者で非常事態に陥った守備陣を189cmと188cmの長身コンビが救ってみせる。

(取材・文 西山紘平)

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