[5.25 U-20ジャパンズエイト U-18日本代表候補a 1-3 U-20選抜A1 裾野・時之栖G]

　2011年のU-20W杯出場を目指すU-18日本代表候補は25日、20歳以下選手の強化大会として行われているU-20ジャパンズエイト(8人制大会)に出場した。メンバー25人をa、bの2チームに分けて臨んだ大会(計8チームが4チーム2グループに分かれてのリーグ戦、20分ハーフ)の第1試合でFW原口元気(浦和)、MF菊池大介(湘南)らを擁するU-18日本代表候補aチームはU-20選抜A1チームと対戦。U-18代表候補は菊池のゴールで先制したものの、後半3点を失い、1-3で敗れた。U-18代表候補aは25日午後、FW登里享平(川崎F)を擁するU-20選抜B2チーム戦など2試合を戦う。
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　72m×68m(縦幅は本来のPA間)の狭いピッチで行われているだけあって試合は互いが攻撃を仕掛けあうスピーディーな展開となった。U-18代表候補は前半、DF酒井高徳(新潟)の厳しい守備から華麗な身のこなしで相手DFのプレッシャーをかわす菊池大介(湘南)と加藤大(三菱養和SCユース)を起点に攻撃を展開。FW赤崎秀平(佐賀東高)がドリブルで切れ込むなどチャンスをつくっていく。そして16分には速攻から菊池が右足シュートを沈めて先制した。
　前半は相手を崩せなかったU-20選抜A1だったが後半開始30秒、左サイドを突いた永田拓也(浦和)がPKを獲得。これを自ら左足で決めると、10分には途中出場のMF福島新太(名古屋)の右クロスのこぼれ球を拾った大迫希(熊本)がDFを背負いながらも粘り右足で勝ち越しゴール。U-18代表候補は菊池がFW南條駿(阪南大)へスルーパスを通すなど、同点機をつくったが、左サイドを中心に動き回る永田に引っ張られるように動きがよくなったU-20選抜にシュートまで持ち込まれていく。そして試合終了間際に福島からのパスを受けたFW大山恭平(福岡)がDFをかわしてからの右足シュートでゴールを破り、U-20選抜A1が3-1で勝利。原口が欠場したU-18代表候補は初戦を落とした。

<出場メンバー>※非公式
【U-18日本代表候補a】
▽GK
川浪吾郎(柏U-18)
▽DF
酒井高徳(新潟)
20分→阿部巧(FC東京U-18)
扇原貴宏(C大阪U-18)
永井鷹也(磐田ユース)
▽MF
菊池大介(湘南)
加藤大(三菱養和SCユース)
20分→碓井鉄平(山梨学院大附高)
▽FW
南條駿(阪南大)
赤崎秀平(佐賀東高)
▽サブ
DF田中優毅(日本体育大)
FW原口元気(浦和)


【U-20選抜A1】
▽GK
大畑拓也(磐田)
▽DF
永田拓也(浦和)
堀田秀平(札幌)
鎌田翔雅(湘南)
20分→篠原聖(広島)
▽MF
風間荘志(慶応大)
山崎正登(柏)
20分→福島新太(名古屋)
▽FW
大山恭平(福岡)
大迫希(熊本)

<写真>先制ゴールを挙げたU-18代表候補MF菊池
(取材・文　吉田太郎)