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闘莉王が達也!?豪メディアがまさかの"取り違い"

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 闘莉王が達也!? 17日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(メルボルン)に向け、13日に現地入りした日本代表について、15日付の地元紙「ヘラルド・サン」が写真付きで特集記事を掲載。ところが、DF田中マルクス闘莉王(浦和)がシュートしている写真の説明には「Japan striker Tatsuya Tanaka shoots(日本のストライカー田中達也がシュートを打つ)」との文字が。負傷で遠征に帯同していないFW田中達也(浦和)と間違えるという“凡ミス”だった。

 記事では岡田ジャパンの現状を解説。MF中村俊輔、MF長谷部誠、MF遠藤保仁ら5人がコンディション調整や出場停止、ケガのため不在であることを伝え、頭痛で練習を休んでいるDF中澤佑二にも言及している。「37度の熱があり、コンディションが悪い。3日間練習していないので、試合に使えるかは分からない。プレーするのは難しいと言わざるを得ない」という岡田武史監督のコメントも載せ、中澤に代わるゲームキャプテンはGK楢崎正剛が務める見通しだと伝えている。

 記事自体は詳細かつ正確なのだが、なぜ闘莉王の写真だけが田中達になってしまったのか…。闘莉王がまるでストライカーのような強烈なシュートを叩き込んでいたからだろうか。

 また同紙では、守備的な戦術で退屈なサッカーと批判されているオーストラリア代表のピム・ファーベク監督を擁護するDFルーカス・ニール、GKマーク・シュウォーツァーのコメントも掲載。ヒディンク前監督と比べられるピム監督についてシュウォーツァーは「2人はまったく別の監督。唯一の共通点はオランダ人ということだけ」と無用な比較論を一蹴し、「我々はW杯予選を突破した。それ以上に何があるっていうんだ」と、地元メディアの批判的な姿勢に苦言を呈していた。

<写真>15日付のヘラルド・サン紙。闘莉王の写真を掲載しているが、キャプションの名前はなぜか「Tatsuya Tanaka」

(取材・文 西山紘平)

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