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日本、PK戦の末敗退

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[6・29 10年W杯ベスト16 パラグアイvs.日本 ロフタス・バースフェルド]

 W杯で2大会ぶりの16強へ進出した日本代表は29日、南アフリカの首都・プレトリアのロフタス・バースフェルドで行われている決勝トーナメント1回戦でパラグアイ代表と対戦した。試合は0-0のまま延長戦でも決着がつかずPK戦へ突入。日本は3人目のDF駒野友一が失敗し、4-5で敗れた。

 グループリーグE組を2勝1敗の2位で勝ち上がった日本の先発はGK川島永嗣、DF駒野友一、DF田中マルクス闘莉王、DF長友佑都、DF中澤佑二、MF阿部勇樹、MF遠藤保仁、MF松井大輔、MF長谷部誠、MF大久保嘉人、FW本田圭佑の不動の11名。一方、前回王者・イタリアなどを上回り、1勝2分のF組首位で2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めたパラグアイはGKフスト・ビジャル、DFクラウディオ・モレル、DFカルロス・ボネット、DFパウロ・ダ・シルバ、DFアントリン・アルカラス、MFエンリケ・ベラ、MFクリスティアン・リベロス、MFネストル・オルティゴサ、FWロケ・サンタクルス、FWエドガル・ベニテス、FWルーカス・バリオスの11人で試合に臨んでいる。

 日本は試合開始わずか19秒に大久保がファーストシュートとなる右足ミドル。さらに駒野も思い切った右足ミドルを放つ。積極的に相手ゴールを狙う一方で守備陣は隙を見せない。19分にはパラグアイのバリオスに決定的なシュートを放たれたがGK川島がビッグセーブ。また28分には相手エースのサンタクルスに決定的なシュートを許す場面もあるなど、6割以上のボールポゼッションを許すが、日本は松井がクロスバー直撃の右足シュートを放つなど対抗した。

 迎えた後半、パラグアイはバリオスとのワンツーでオルティゴサがPAへ侵入し、リベロスが決定的なヘディングシュートを放つ。試合を動かすことのできないパラグアイは15分にFWネルソン・バルデスを投入。一方、必死の守りを見せる日本は松井に代えてFW岡崎慎司をピッチへと送り出した。残り時間15分を切ってから、パラグアイはアンカーのオルティゴサに代えてMFエドガル・バレットを投入し、日本もアンカーの阿部に代えてMF中村憲剛をトップ下へ送り込む。両チーム攻撃姿勢を高めるが試合は無得点のまま90分間を終了。延長戦へ突入した。

 迎えた延長戦の前半4分にパラグアイはエースのサンタクルスに代えてFWオスカル・カルドソを投入。対して日本は後半開始から大久保に代え、最後の交代カードとしてFW玉田圭司をピッチへと送り出した。だがスコアは動かず。PK戦の末、敗退が決まった。

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