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5/21A代表練習後の岡田監督コメント

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 日本代表が21日、埼玉県内に集合し、いよいよW杯南アフリカ大会に向けた合宿をスタートさせた。
以下、練習後の岡田監督コメント

岡田武史監督
―いよいよW杯に向けた合宿が始まったが?
「あとはやらなければならない。1回1回の練習を無駄にしてはいけない。そんなに回数も多くないし、いい練習にしたい」

―ミーティングではどんな話を?
「メンタルの話。どういう考え方、心持ちでやってほしいかということ。練習が終わったあとに戦術のミーティングもやろうかと思っていたけど、もう時間が遅いから明日にしようかなと思っている」

―キャプテンは決まった?
「ゲームキャプテンは決めていないが、チームキャプテンとして(川口)能活にやってもらう。ゲームキャプテンは能活が試合に出たら能活。出なかったら、出た選手の中で決める」

―川口をキャプテンにした理由は?
「W杯では選手同士のコミュニケーションが大事になってくる。その音頭を取れるというか、リーダーシップを取れる川口にお願いした」

―今日は約2時間練習を行ったが?
「韓国戦まで練習はあと2日しかない。コンディションをちょっと上げておいた方がいいので、ボール際の要素も入れた。明日は守備のカバーリングの部分の練習をする」

―韓国は東アジア選手権で負けている相手だが?
「韓国に2回負けるわけにはいかない。勝つことにこだわってやる」

―選手には最初に何と声をかけたのか?
「いよいよ本大会だと。W杯は素晴らしい舞台で、それにチャレンジできるというのはすごいことだ。勝てなかったらどうしようとか、そんな不安を抱えて行くところじゃない。今やるべきことは、心配することではないと。あとは選手同士のコミュニケーションが大事だという話をした」

―W杯までの残り時間で大事なことは?
「大事なことはたくさんあるが、選手が自分たちからチームが勝つためにモチベーションを上げることが大きなポイントになる」

―川口には直接話したのか?
「早めにホテルに来ていたので、部屋に呼んで、キャプテンをやってもらいたいと話した。喜んでやらせていただきますということだった。あとは、何かあれば、いつでも話し合う準備はできているという話もした」

―コミュニケーションが大事なのか?
「サッカーのような集団スポーツで日本が世界で勝つときというのは、チームがひとつになり、何かしら選手たちの中から出てくるモチベーションのようなものがある。それは日本にしかできないことでもある」

―別メニューだった4人については?
「4人は韓国戦は無理。できないことはないだろうけど、ドクターからは“ここで無理させない方がいい。あてにしないでほしい”と言われている」

―選手が不安を抱えているように見えたのか?
「周り(報道)がそういう状況だから。経験ある選手もそういうことを言っているようだから、ビビリながら挑戦するなんて馬鹿げたことだと。そんなのは終わってから考えればいい。今やるべきことをやろうという話をした」

(取材・文 西山紘平)

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