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U-19日本代表対清水サテライト 練習試合後の布監督コメント

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[9.26 練習試合 U-19日本代表4-0清水サテライト 三保G]

 11年U-20W杯の出場権を懸けたAFC U-19選手権(アジアユース、中国)に出場するU-19日本代表が26日、静岡市内で清水エスパルスのサテライトメンバーと練習試合(30分2本)を行い、FW指宿洋史(CEサバデルFC)の2ゴールなどにより、4-0で快勝。10月4日の初戦(対UAE)前最後の実戦を手ごたえ十分の内容で終えた。
以下、試合後の布監督コメント

布啓一郎監督
―試合の収穫は?
「Jリーグで試合をやっている選手と、やれていない選手がいる。今日やれたことで、試合をやっていない選手を含めて全員のコンディションを合わせるということに意味があった。内容はどうにせよ、いい形で勝つことができて、本番につなげることができたと思う」

―課題は?
「時間帯や相手にもよることだが、前半の方が清水のメンバーのレベルは高く、主導権を握られる時間もあった。それは課題としてしっかり持って、練習して本番につなげられればと思う」

―中盤でつなぐより、FWに早く当てる攻撃が多かったが?
「それだけをやろうとしているわけではないが、前半は主導権を握れなくて、前線が孤立した。攻撃の厚みをつくれなかったことが原因かなと思う」

―2大会ぶりのアジア予選突破が懸かるが?
「個々の選手が経験を積むことも大切だが、アジアではユース年代でなかなか公式戦がなく、世界との差を物差しで計るにはU-20とU-17の世界大会しかない。一番大切なのは日本全体として世界での我々の立ち位置を明確にすること。それを五輪、A代表につなげていくことが大切だと思う」

―グループリーグで対戦する3チームについては?
「UAEは前回の優勝国だし、力があることは予想される。ベトナム、ヨルダンは最近対戦していないが、東南アジアのレベルも上がってきている。情報は少ないが、大会に入って注意深くやっていきたい。そんなに情報が多いわけではないが、できるだけ集めようとは思っている」

―海外組2人をどうチームに取り入れる?
「海外組が入るから特別なことをするわけではないが、海外で経験しているいい部分をチームにつなげてくれればと思っている。攻守にハードワークするというところは変わらない。それは世界で日本が戦う上で絶対にやらなければならないこと」

―アジアでの戦いは特殊だが?
「隙のない戦いをしないといけない。いろんなタイプのチームがいる。つなぐチーム、FWにダイレクトに入れてくるチーム。いかなるチームにも隙なく対応することが大事」

―前回のU-19代表では金崎や香川をなかなか呼べないこともあったが?
「各クラブとコミュニケーションを取って、選手のために一番いいことは何かを考えるべき。Jでの経験も大切だし、代表の経験も大切。両方をうまくミックスして、いろんな経験をさせることが大事。Jの各クラブといいコミュニケーションが取れたと思う」

―中国はアウェーの雰囲気になりそうだが?
「どこに行ってもアウェーだし、若い選手にはいい経験になると思う。いろんな経験をすることで伸びていく。どんな環境になるかは分からないが、それも経験だと思う」

(取材・文 西山紘平)

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