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永井がサイドで新境地開拓、「真ん中より裏に抜けやすい」

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 U-21日本代表FW永井謙佑(福岡大)がサイドで新境地を開拓する。都内で始まった短期合宿初日。8対8のゲーム形式練習で永井は1本目は左サイド、2本目は右サイドに入り、いずれも中盤のサイドハーフでプレーした。

 20日のG大阪との練習試合は後半からFWで出場し、FW工藤壮人(柏)と2トップを組んだ。「(サイドは)日頃はしない」と戸惑いを口にしながらも、「いろんなポジションができないといけないし、いい経験になる。真ん中より裏に抜けやすい」と、不慣れなポジションにも積極的に取り組んだ。

 6月の南アフリカW杯ではサポートメンバーとしてチームに帯同。A代表の選手たちと一緒に練習し、同じ宿舎で生活しながらさまざまなことを吸収していきた。この日の練習前のミーティングではG大阪戦の映像を見ながらチームとして攻守の切り替えが遅かったことを反省。「一緒に南アフリカに行って、(A代表は)もっと切り替えのところが早かった。そこに追い付けるようにしたい」と意欲的に話していた。

 「自分が自分がというのはないけど、みんなでチームひとつになってやっていきたい。アジア大会でしっかり頑張れば、A代表にも行けるんじゃないかと思うし、しっかり頑張りたい」。“ロンドン経由ブラジル行き”の第一歩となるアジア競技大会。快足ストライカーが俊足を生かして駆け抜ける。

<写真>練習では中盤のサイドに入ったFW永井謙佑

(取材・文 西山紘平)

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