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日本vs北朝鮮 公式練習後の選手コメント

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 日本代表は1日、試合会場の埼玉スタジアムで公式練習を行い、2日のW杯アジア3次予選・北朝鮮戦に向けて最終調整した。
以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(ドルトムント)
「しっかり準備できた。明日の天候が定まらなくて、そこだけ祈りながら準備したい」
―雨は気になる?
「そういうわけではないけど、台風はめったに経験しないし、台風くらいに風も強くなると難しい。明日は晴れることを祈っている」
―トップ下に入る可能性もある?
「いろいろ試しながらやった。自分自身、どっちで出るか分からない。どこで出ようと、しっかり準備したい」
―いよいよW杯予選の初戦だが?
「まだあまりピリピリしていないし、W杯予選という感じはしない。明日、しっかりスイッチを入れていければ」
―W杯予選で大事なことは?
「技術だけでは厳しい。どのチームも死ぬ気でW杯(出場権)を取りに来る。しっかりとした気持ちで臨みたい。球際とかセカンドボールとか、細かいところで上回るチームが勝機につながると思うし、そういうところにこだわっていきたい」
―W杯予選ではまだゴールを決めてない。
「そこを求めないとダメ。明日はしっかり点を取れるようにしたい。1チャンス、2チャンスは絶対に来る。そこで冷静にシュートできるように。準備はできている」
―韓国戦の前は「得点の予感がする」と話していたが、今回は?
「コンディションはいいし、いい準備をすればチャンスは来る。そういう状態でいると思うし、集中して入れれば」
―前回のW杯予選からは自分自身、成長している?
「前回とは立場も違うし、サッカー選手としての経験値も違う。自信を持ってやりたい」

●FW李忠成(広島)
―いよいよ北朝鮮戦。相手には鄭大世というストライカーがいるが?
「凄く楽しみにしているし、相手のFWよりも1点でも多く取りたい。ホームでの初戦なんで、自分の得点でチームに貢献できたらと思う」
―本田が離脱し、中盤の構成が変わるが?
「自分がやれるプレーというのは限られていると思う。しっかり自分がやれるプレーというのを100%、FWとして出していかないといけない。どの中盤だから自分のプレーが出せなかったとかではなく、どの中盤でも自分のプレーを出さないといけない」
―北朝鮮の崩し方は?
「自分たちのサッカーをしっかりと貫き通して90分やれば、1点、2点、3点と取れると思う。勝負へのスピリット、北朝鮮のスピリットというのは、自分は小学校のころから学んできたもの。それよりも強い気持ちでやりたい」

●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
―本田不在の試合となるが?
「アジア杯で(本田)圭佑が抜けたときも勝っている。チームにはいろんなオプションがある。相手に研究されない分、流れがよくなるかもしれないし、いろんな戦い方が生まれてこないとW杯予選は戦えない。思い切りよくやりたい。どんなサッカーを目指しているかを見せるだけでなく、予選を通じて成長していきたい」
―香川がトップ下に入る可能性もあるが?
「(香川は)トップ下でパサーになる選手じゃない。あいつは点を決める選手なので」
―清武がサイドに入る?
「清武なら違う色になる。だれが出てもいいサッカーができるようにしたい」

●FW清武弘嗣(C大阪)
「いい確認ができたし、明日はしっかりやりたい。サイドからを心がけて、スタートポジションは外から、しっかり中に入っていきたい」
―北朝鮮の印象は?
「守備的だけど、守備もバラバラだし、そういう意味ではやれると思う。しっかり集中してやりたい」

●FWハーフナー・マイク(甲府)
―代表招集はいつ、どこで聞いた?
「家です。夜中、いきなりチームの方から電話がかかってきた。10時ちょい過ぎくらいです。『いつ行くんですか?』と聞いたら『明日だ』と。早いなと。ビックリしました」
―練習に参加して気持ちは切り替わった?
「まずしっかりと溶け込んで、そのあとは自分をどれだけアピールできるか。明日、ぶっつけ本番ですけど、だれが出るかも分からないし、何が起きるかも分からない。しっかりと準備したい」
―いきなり出番があるかもしれないが?
「しっかりアップから準備したい。どの場面で出るかも分からないので、全力でやっていきたい。少しでもチームに貢献できるように頑張りたい」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―2選手が抜けてバタバタ感はある?
「全然ないですね。マイクが急にいてビックリしたくらいです。代表はメンバーがコロコロ変わるというイメージですし、もちろん(本田)圭佑と憲剛という経験のある選手が抜けるのは、監督にとってチームにとって、多少変わるのかもしれないけれど、戦うのは一緒なので」
―ハーフナーが出るとすれば、パサーとしてもバリエーションが増える?
「どうですかね。実際、今日、1時間も一緒にやっていないくらいなので、すべての特徴は把握できていない。もちろん、目に見える特徴があるので、シンプルに狙うということはあるし、セットプレーで生きてくるかもしれない。少しでも連係を深めていければいいです」

●MF柏木陽介(浦和)
「もし出ることになったらミスを恐れず、自分らしく動きながらやっていければいいと思う。今はJリーグでも怖がらずにプレーできているので、試合になったら緊張はすると思うけど、問題はないと思う」

●DF駒野友一(磐田)
―北朝鮮のイメージはロングボールが多いと思いますが?
「そういうイメージはある思います。でも、ゲームに入ってみないと、相手の戦い方が分からないので、ゲームのホイッスルが鳴ってから相手の状況を確認してやりたい」
―W杯予選が始まります。心境は?
「普段とあまり変わらないですけど、勝つために、そういうサッカーをやりたいです。初戦というのはいろんなところで難しいが、粘り強くやっていくことが大事です」
―サイドの崩しが大事なるが?
「今まで(アジアの国は)日本に対しては引いて、一人が残ってカウンターに備えるという戦いをしてきている。その1枚を警戒して、自分たちがマークをしていきたい。ただ、試合になってみないとどういう戦いになるか分からないので、試合中に確認しながらやりたい」
―チームでは右SBだが、代表では左SB。どうプレーするかは整理できた?
「守備を重点的にというか、細かいところがあるのでしっかりやりたい。最終ラインなのでゼロに抑えることが明日の目標だと思う。攻撃でもしっかりとサイドの選手とコミュニケーション取って、多く攻撃参加を出したい」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子、近藤安弘)

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