[9.11 ロンドン五輪女子アジア最終予選第5戦 日本1-0中国 中国・済南]

　ロンドン五輪アジア最終予選の第5戦が中国・済南で行われ、既に五輪出場権を獲得している日本女子代表は中国女子代表と対戦した。第4戦から先発7人を入れ替えた日本は後半12分にMF田中明日菜が決めたゴールを守りきり、1-0で勝利した。予選を4勝1分と無敗で終えた日本は、首位で本大会進出を決めた。

以下、試合後のテレビインタビュー

●佐々木則夫監督
「各選手がいい中国のチームを相手にどのくらいできるかというところで、本当に良くやってくれたと思う」
―11日間での5試合は厳しかった?
「コンディション的にもあまりいい状態ではなかったが、本当に辛抱強く選手たちはよくやってくれたと思う。日本の応援の皆さんも後押ししてくれたのではないかと。サポーターの方もきょうも雨の中、毎日毎日応援してくれて励みになりました」
―僅差のゲームのなかで負けなしで終えた。
「意地だけはお見せできたが、内容はこれから。また精進して五輪につなげていきたいと思う」
―五輪へ向けて今後積み重ねたいところは?
「各選手のスキル。それとスタミナやコンディションをもうワンランク上げて臨みたいなと思っている」

●MF田中明日菜(INAC神戸)
―得点シーンは。
「イワシさん(岩清水)から折り返しがくるかなと思ったら、ちょうど来た。あとは当てるだけだった」
―きょうの試合へどういう気持ちで臨んだか?
「出られなかった3試合分やってやろうと思って意気込んでいたが、なかなか上手く行かず。点は取れたが納得はいっていない」
―今後伸ばしていきたい部分は?
「ポジションや時間帯によって、簡単にやったり、タメを作ったりという使い分けができていない。もっとそこをできるようにしたい。あとは守備の面でプレスバックとかもできてないので、そこを修正していきたい」

●MF宮間あや(岡山湯郷)
―終了間際はピッチサイドから見ていたが?
「本当に出場機会の少ない選手がきょうは頑張ってチームのためにプレーしていたので、見ていて心強かった」
―今大会を振り返って。
「もちろん内容も厳しいところもありましたけど、結果的に4勝1分で負けなしで追われたというのはとても良かったと思う」
―プレッシャーのかかる大会だった?
「私たちはもちろんプレッシャーを感じていましたけど、チームなので。一人で戦っていたわけではないので。チームで団結して、その辺は大丈夫でした」
―五輪への道が始まるが。
「そうですね。でもまずはそれぞれがクラブチームに戻って、また敵同士になるので。切磋琢磨していきたい」

●DF鮫島彩(ボストン・ブレイカーズ)
―全試合フル出場で疲れは?
「大丈夫です」
―どんな気持ちでプレーしていた?
「試合前からどんどん上がっていくように言われていたので積極的にいった。だがクロスの質などはまだまだなので、そこをこれからどんどん上げていきたい」
―納得いく大会だった?
「できた部分もあるし、まだこれから修正していかないといけない部分もある。修正点は課題として今後取り組んでいきたいと思う」
―五輪へ向けてプラスしたいところは?
「目標が明確なので、それに向けてひとつひとつの質をさらに上げていきたいと思う」

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