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U-20女子W杯出場権を獲得したU-19日本女子代表コメント

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 U-19日本女子代表が、来年ウズベキスタンで開催されるU-20女子W杯の出場権を獲得した。AFC U-19女子選手権ベトナム2011の第4戦が現地で行われ、日本は北朝鮮に2-1で勝利。通算3勝1分の勝ち点10とし、W杯出場権が与えられる上位3位以内を確定させた。

以下、日本サッカー協会発表のコメント

●DF齊藤あかね(浦和レディース)
「今大会これまで3連勝の朝鮮民主主義人民共和国との試合は、一番苦しい戦いになるだろうという予想はついていた。しかし、やってみると意外とボールを回せたという印象がある。初戦の中国との試合もきつかったが、この試合では全員が身体を張るべきところで張り、相手にシュートを打たせないことなど、多くのよい場面が見られた。

 後半の最後は別として、この試合では対人プレーで負ける気がしなかった。1対1で負けてボールを自陣深くに持ち込まれる場面はなかったと思うが、相手のパスの精度が高く、それによって危ないシーンを作られた。負ける感じは持っていなかったが、勝利できたことはうれしい。苦しい戦いになると思っていたが、それは面白いもので、ゲーム前にこの難しい試合を楽しもうとみんなで話していた。

 W杯への出場は決めたが、まだあと1試合残っている。アジアを1位で抜けるか2位で抜けるかによって、W杯での組み合わせが変わってくるだろう。だから、アジアを1位で抜けたい。なでしこジャパンもW杯で優勝し、U-19もアジアで優勝して世界大会に臨めば、ほかのチームからの見る目も変わってくるだろう。しかし、あえてそのプレッシャーを楽しみたい。これまでにやってきたことを信じて、次につなげるだけだ。今大会は優勝するしかないと思っている」

●MF田中陽子(JFAアカデミー福島)
「朝鮮民主主義人民共和国が前節まで1位だったこともあり、優勝をかけた試合のようなものだったのでみんなで気合いを入れてやることを決め、試合に臨んだ。

 試合が始まってみると、相手にボールを回されて危険な場面があったが全員が身体を張って守った。後半になると両チームとも疲れが見え、お互いに決定機を迎えたものの、京川の追加点が入り、楽になった。朝鮮民主主義人民共和国は強いメンタルで1点を返してきて苦しい状況となったが、みんなで戦ってそれを乗り越え、勝利をつかんだ。3月のソチ遠征での対戦時よりも相手はうまくボールを回しており、レベルアップしていたと感じた。

 強豪ぞろいのアジアで、気候や芝が異なる環境で戦っていく中で来年のW杯への出場権を、苦しい中で得られたことは、チームにとっても自分にとっても大きな経験・自信となった。

 次は大会最後の試合で、すでにワールドカップの出場権は得ているが、みんな同じ気持ちで目指すものは金メダルなので、勝利して優勝というタイトルを持ち帰りたい」

●MF藤田のぞみ(浦和レディース)
「事実上の決勝戦という感じの試合だった。ゲーム前には、自分たちのサッカーをして主導権を握りつつ得点することを目標としていたが、試合が始まってからは逆に相手に長く主導権を握られる展開となった。

 それでも勝利できたのは、前線からGKを含めた守備の選手1人1人が最後まで今出せる力を全部残さず出し切り、最後まで走ったからだと思う。全員のこの努力が勝利につながったと思う。ただ、相手のよさを消しきれずに自分たちがうまくボールを回せなかったことは次の試合への課題」

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