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[五輪最終予選]先制ゴールの濱田は五輪予選2得点目。「うまくコースが変わって入った」

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[11.27 五輪アジア最終予選 日本2-1シリア 国立]

 関塚ジャパン不動のセンターバック、DF濱田水輝(浦和)が、前半終了間際の45分に得意のヘディングで先制ゴール。「かすった感じ。うまくコースが変わって入った」と納得顔で振り返った。

 このとき、右CKのチャンスでボールをセットしたのは左利きの扇原。ショートコーナーで東に預けてもう一度もらい、ゴール前にするっと落ちていく精度の高いパスを送り込むと、ニアサイドにうまく飛び込んでいたのが濱田だった。

 6月にホームの豊田スタジアムであった2次予選クウェート戦に続く自身2得点目。「相手が(マンマークではなく)スペースを見ている感じだったので、パスを回したらボールウォッチャーになってそこが空くかなと思って入っていきました」と言うように、相手守備の動向を冷静に見定めてのクレバーな得点だった。

 とはいえ、長身で力強く、足元の技術もあるFWオマル・アルスマにしてやられ、一時は同点に追いつかれたのは反省材料だ。

「10番(アルスマ)はビデオを見ても手強いFWだということは分かっていたけど、でも、やってみてもやっぱり強かったし、ボールを運べるし、意外性のあるプレーをしていた。シュートも打ってきたし、ひさしぶりに強いFWとやったなと思いました。失点のシーンは僕と(鈴木)大輔君と酒井(宏樹)の3人でボールにいって、3人行ったのに1人にボールを運ばれてしまった。あれは絶対にやっちゃいけないことだし、ファウルでもいいから止めるべきだったと思います」

 それでもホームで勝って一安心。一方、所属のレッズがJ1残留をほぼ確実にしたことについては「ホッとしました。最終節、出られるかどうか分からないですが、出られたら堀さんに恩返しをしたい」と話していた。

(取材・文 矢内由美子)


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