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4/24 日本代表 練習後の選手コメント

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 千葉県内で候補合宿を行った日本代表。合宿2日目の24日は、3-4-3の動きの確認を行った。また、夜にロンドン五輪のグループ抽選会があるということで、ミックスゾーンでは、その話で持ちきりになっている。グループの組み合わせが決まる直前の、選手たちのコメント。

徳永悠平(F東京)
―最後、DFが集まったのは?
「守るときも5バックにはなりたくないということの確認でした。サイドにボールが出たら、3バックの両サイドの選手がサイドバックになって、前の選手を押し出すことが大事。実際に相手がいる中で、あまり考えすぎてもダメなので」
―前からいる選手にアドバイスを受けている?
「近くにいる(栗原)勇蔵とか、みんなに聞きながらやっています。体の向きとかはわからないので、聞きながらです」
―代表の生き残りも大変です。
「すぐに試合に出られるとは選ばれるとは思っていません。自分の良さを出して、監督の印象に残るようにやっていきたい」

森脇良太(広島)
「今日はやっていても分かりやすかった。僕らも何回も呼んでもらっているといえ、球に集まってなので、今までの復習プラス新しいことをやるので、無駄な時間はありません。勉強、勉強です。僕は頭が弱いところがあるので、勉強になることが多いです」
―声は出していましたね。
「声は自分の取り柄でもありますからね。僕も常連というわけではないのですが、新しい選手もいますし、良いプレーがあれば『ナイス!』とか声を出す。それで雰囲気も変わるし、大事なことかなと思います」

遠藤保仁(G大阪)
―この後、五輪の抽選があります。
「みんな気にするだろうし、五輪の選手は特にね」
―オーバーエイジに選ばれたい?
「オーバーエイジというより、オリンピックに出たいという思いがあるだけです。それは昔から変わりません」
―今の五輪代表の印象は?
「試合もあまり見ていないし、でも、ここにいるメンバーはもちろんレベルが高いでしょうし」
―五輪組に「来るんですか?」と聞かれたり?
「いや、何も言われないですよ。同じチームに居たら言われるかもしれませんが、ガンバにはいませんからね」
―ボランチはセレッソのコンビ。
「あまりよく知らないのですが、山口(螢)くんの方がディフェンシブなイメージがありますね」
―コントロールする選手が必要?
「でも、扇原(貴宏)くんも捌けると思う。よく分からないんですけどね。あまり見ていないので」

清武弘嗣(C大阪)
―3―4-3は?
「ポジショニングが結構難しいので、ちょっとどうしていいか分からなくなるというか、頭では分かっているのですが、体が出ていないところもありますね」
―あとは回数をこなすこと?
「そうですね。明日は練習試合があるので、頑張ります」
―今日はオリンピックの抽選会があります。
「そうですね。楽しみです」
―代表には五輪経験者もたくさんいますが?
「特に話しもしていないですし、多分、オリンピックの話を聞きに行ったりもしないかなと思います」
―特に戦ってみたい国は?
「あまり知らないので、どこがくるか抽選が楽しみですね」
―第1シードの4カ国の中では?
「スペインかブラジルっすね。ってみんなが言っていました(笑)。でも、僕もその2チームとはすごくやってみたいですね。」
―同年代にネイマールとかいますが?
「特に意識することはないです」
―スペインやブラジルに試したいことは?
「まだ抽選前なので、抽選が楽しみなだけです」
―記憶に残っている五輪は?
「パッと出てこないですね。北京も見ていましたけど、そこまで印象はないですね。どこの大会でも。あまり注目して見たことがなかったので。他の競技は見ていましたけど、何を?って言われると、パッと出てこないですね」
―本大会のイメージは沸く?
「全然ですね。今はそれより18人の枠に入るために、何が必要かっていうのを考えながらやっています」
―選ばれるために必要だと感じていることは?
「ここ最近は波があったので、それを無くすことですね」
―それはケガの影響?
「それもあったと思いますが、現状に満足せずに頑張ります」
―世界大会は、小学生時代に出た大会以来?
「多分そうですね。世界はあまり行ったことがないので超楽しみです」
―同年代と戦えるのも楽しみ。
「そうですね。どことやりたいというのもないんですけど、海外も知らないので。とにかく出て、勝ちたいです。メダル取りたいですね。オリンピックに出てくるチームはどこも強いと思うので、自分たちがどれだけできるかっていうのが、とにかく楽しみです」

藤本淳吾(名古屋)
―良いシュートを打っていました。コンディションもよさそうですね。
「まぁ、シュートはフリーなので、そんなことないです」
―3-4-3の攻撃面を確認していました。
「すぐに試合で出せるかどうかは分かりませんが、まずはみんなが意識してやることが大事だと思うので。落として3人目が飛び出すとか、そういうところは受け手でも出し手でも、狙った動きをしていかないといけないかなと思います」
―名古屋の3トップとも違う?
「全然違いますね。そもそも僕は名古屋のときとポジションが違うんで、何ともいえないのですが、名古屋とは違いますね」
―外に出てのやりやすさは?
「個人的には自分はサイドの方が合っていると思います」
―フリーになればああいうシュートも打てる。
「タイミングとか連動でマークが外れるようになっているので、そこはうまくやっていきたいですね」
―噛み合えば機能する?
「そうですね。一人で崩すというよりは、サイドの選手と連動して数的優位をつくるという感じなので、意識してやっていきたい。噛み合えばかなりチャンスはできると思います」
―難しさはある?
「はい。でも、面白いですよ」

槙野智章(浦和)
「こういう新しいやり方の中で、形にとらわれ過ぎて、良いプレーができなくなるのが、一番ダメだと思う。萎縮しないように、分かる選手、長くこのシステムをやっている選手が教えてあげることが必要かなと思います」
―理解度に差がある?
「そうですね。長くやっている僕らも完璧とは言えない。毎日、毎日、勉強です」
―今日、五輪の抽選がありますが。
「オーバーエイジを狙っているものとして気になりますね…っていうと、また書くんでしょ(笑)? でも、もちろん気になりますよ。ワールドユースに出ましたが、その後の北京オリンピックは出られなかったので。だから、僕はまずはしっかり所属チームで頑張って、ここで頑張ることです。抽選会は、楽しみにしています!!」

権田修一(F東京)
―合宿で、ほかの選手とも話をしている?
「そうですね。久しぶりに会う人、特に年齢の上の人と話しますね。(中村)憲剛さんとかとは話しています。経験豊富な人が多い中で、ちょっとした話の中でも、こういう考えがあるんだと感じることはありますし。さっきも遼一くんと走りながら話していても、あの人は体のことを相当考えながらやっているので、参考になる部分はたくさんありますね。練習は非常に密度が濃くて良いのですが、それだけでなく、いろいろな人と話ができるのは良いですね。普段なかなか会えない人たちと話せるのは、ピッチ外でもプラスになることが多いなと感じます」
―今日は五輪の抽選会もありますが?
「(記者が集まった理由は)それか(笑)」
―経験者から話を聞いたりとか。
「今、あまり出場するっていう実感がない部分も多少あるのですが、五輪に限らずW杯もそうですが、組み合わせが決まると実感が沸くよって言われましたね。抽選が決まってこの前のW杯だったら、カメルーン、オランダ、デンマークと戦うことになって実感が沸いたと言われましたし、北京のときもそうだったと言っていました。組み合わせが決まったら、実感が沸くかなと思います」

(取材・文 河合拓)

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