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[トゥーロン国際]日本vsオランダ 試合直後の監督・選手コメント

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[5.25 トゥーロン国際大会 日本3-2オランダ サン・ラファエル]

 フランス遠征中のU-23日本代表は25日、トゥーロン国際大会のグループリーグ第2戦でオランダと対戦し、3-2で競り勝った。前半3分に先制を許した日本だが、同5分にMF齋藤学が同点ゴールを決めると、後半3分にはFW指宿洋史のゴールで逆転。後半6分、2-2の同点に追いつかれたが、同33分にMF扇原貴宏が勝ち越しゴールを決めた。1勝1敗とし、グループリーグ突破に望みをつないだ日本は27日の最終戦でエジプトと対戦する。

関塚隆監督
「1戦目では不甲斐なさを感じた。選手たちとせっかくこういう戦いに臨んでいるから自分たちの持っているものを出そうと。選手たちはよくやってくれたと思う」

―精神面でも選手たちはよくやってくれた?
「精神面というよりも、体格やリーチ、こういうピッチコンディション、ボール。そういうものを関係なく、自分たちが持っているものを出していくと、そういうところが足りなかったのかなと思う。彼らは出せば、これだけの力がありますから、そこを1試合1試合出していくことが力をつけていくことだと思う」

―初戦は零封負けだったが、きょうは3点を取れた。
「得点できなければ勝ち点は生まれない。きょうは何としても点を取って勝とうと強い気持ちで選手たちはよくやってくれた」

―決勝トーナメント進出の可能性も出てきたが、次戦へ向けて。
「やはりこれ1、2戦は思い切って選手を代えて、調子のいい選手で次の3戦目はぜひ勝ちたいと思う」

●FW齋藤学(横浜FM)
―得点シーンを振り返って。
「上手く自分の形に持って行けて良かった」

―自分らしい形は出せたか?
「多く形はつくれたが、もう2、3点とってチームを楽にできたというシーンもあったので。そこは次でできればと思う」

―先発出場だったが?
「中1日でチャンスはあると思った。スタメンで出て、早い時間に失点したことが良くなかったが、すぐに点が取れたことがよかったし、チームとしては自信になった。あれで、ここからスタートとチームとして切り替えられたと思う」

●FW指宿洋史(セビージャ・アトレティコ)
「点を取ることができたのは素直にうれしい。あとはチームが勝つことができて、きょうは勝つしかなかったので、そういった意味では満足している」

―自身のプレーを振り返って。
「前半の早い段階に点を取られて、ちょっと厳しいかなという場面があったが、なんとか取り返すことができて。そのあとも粘り強く、粘り強く戦って。その結果勝ちにつながって。僕自身はまだまだ満足できないし、外したシュートもたくさんありますし、改善しないといけないところもたくさんありますし。ただきょうはとりあえずは勝ったということで、少しは落ち着いてゆっくりしたい」

―決勝トーナメントにいけばアピールする機会も増えるが。
「次の1試合次第では決勝トーナメントにいけるかいけないか決まるので。最後まで気を抜かずにしっかりと戦って、勝って決勝トーナメントにいきたい」

●MF宇佐美貴史(バイエルン)
―指宿へのアシストシーンについて。
「自分で打ってもよかったが、可能性が高いかなと思って、イブくんに打ってもらった」

―前線の連携で取ったゴールだった。
「善朗からいい形でボールがきて、自分もラインを見ながら裏に抜けて、最後まで自分を信じて、イブくんも走ってくれたので。まだ集まって間もないですけど、この場面では信頼関係が成り立ってたと思いますし。ああいうプレーをもっと出していければいいと思う」

―自身の持ち味は?
「欧州の身体の当たりには慣れてますし、そういう意味では相手を背負った状態でボールをキープする自信はあるし。それでチームを前向きにできれば、個性がある選手も多いので。最初は右サイドでスタートしましたけど、善朗と交代交代で中をやったりして、それがいい形でプレーできたかなと思う」

●MF扇原貴宏(C大阪)
―貴重な決勝点だった。
「それ以外何もしてないので。そこでチームに貢献できてよかった」

―バーレーン戦と同じ右足だった。
「今回も振りぬくことだけを考えて打ちました」

―どんなことを意識しながらプレーを?
「バイタルエリアをしっかりケアしながら、危ないところはみんなで守るというのを意識してやりました」

―手応えは?
「まだまだボールを支配はできていないので。欧州のこういう相手にもしっかり自分たちがボールを支配できるようにしたいと思います」

●MF高木善朗(ユトレヒト)
―オランダ相手に勝利だが?
「きょうは本当にチームとしても個人的にも勝ちたかったのですごいうれしい。点は取れなかったがチームが勝てたので良かった」

―得点につながるスルーパスがあった。
「宇佐美に打って欲しかったですけど、入ったので良かった」

―前線の連携は?
「よくみんな動いて楽しくやれたの、また次につなげたい」

―次戦、その先への抱負は?
「この大会はロンドンへ向けていいシュミレーションになるので、個人としてもチームとしてもどんどん上をめざして頑張っていきたい」


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