beacon

今季清水から加入した札幌MF山本、「もっと力になりたかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.29 J1第27節 川崎F1-0札幌 等々力]

 J1残留への力になりたかった。下部組織から育った清水を去り、今季、完全移籍でコンサドーレ札幌に加入したMF山本真希。前半10分にはFWハモンの縦パスを受け、右45度の位置から右足を振り抜いたが、わずかにゴール左へ。「最初にチャンスがあって、そこで自分が決められなかった。あそこで決めていれば変わっていたと思う」と悔やんだ。

 第2節・神戸戦(1-2)、第3節・浦和戦(1-2)と2試合連続ゴールを記録するなど期待どおりの活躍を見せていた矢先、3月31日の第4節・清水戦(0-1)で右足大腿二頭筋肉離れの重傷を負い、長期離脱を強いられた。それでも6月16日の仙台戦(1-4)で復帰後はフル出場を続け、チームを牽引してきた。

 しかし、チームは浮上のきっかけをつかめぬまま、7試合を残して降格が決まった。「チームをこういう形にしたくなかったし、何とかもっと力になりたかった」とうつむく山本は「現実をしっかり受け止めないといけない。まだ7試合残っている。プロとして最後まで全力でやり続けたい」と必死に前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

TOP