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アリソン・リカルドの初ゴールで松本が岐阜に勝利

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[10.18 J2第36節 松本 1-0 岐阜 松本]

 J2は18日、台風のため延期されていた第36節の松本山雅FCFC岐阜の一戦を行った。互いに譲らない試合展開の中、松本は後半42分に途中出場したFWアリソン・リカルドがゴールを決め、1-0で勝利。松本はこれで6戦無敗(4勝2分)となり、11位に浮上している。

 試合は前半から五分の戦いが続いた。最初のチャンスは松本に訪れる。前半20分、味方のクリアーボールを拾ったFW船山貴之が、ハーフウェーライン付近からドリブルでボールを持ち上がり、ミドルシュートを放ったが、シュートは岐阜のGK時久省吾に弾かれた。岐阜も同30分にMF李漢宰がPA外からシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えて行った。

 35分には再び松本がチャンスをつくる。右サイドからMF玉林睦実が入れたクロスをGKがキャッチしようとしたところを、FW塩沢勝吾がかっさらいボールをキープ。PA内に走り込んだDF鐡戸裕史がシュートを放ったが、クロスバーの上を越えて行った。

 互いに集中した守備を見せ、多くのチャンスはつくれなかったが、後半に入って試合は動き出す。後半9分に投入された岐阜のFWアブダが前線で存在感を示す。しかし、よりゴールに近づいていったのは、ホームの松本だった。速攻からPA内に入ったMF楠瀬章仁、セットプレーの流れからDF飯田真輝らがゴールを目指すが、得点を挙げることはできない。

 それでも後半42分、CKからDF多々良敦斗が折り返したボールを、アリソン・リカルドが体を投げ出して決め、松本が先制する。その後、人数を掛けて同点ゴールを目指した岐阜も猛攻に出る。しかし、FW梅田直哉のシュートは左に外れ、MF服部年宏のシュートもクロスバーに嫌われて、最後まで同点ゴールを挙げることはできなかった。

 結局、アリソン・リカルドのJ初ゴールを守り抜いた松本が、勝ち点3を手にした。後半戦だけで言えば、首位の甲府の41に次ぐ、リーグ2位の勝ち点31を獲得している松本が、PO圏の6位・横浜FCに勝ち点差6に迫っている。

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