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「現役でやりたい」浦和、契約満了の田中達也コメントを発表

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 浦和レッズは20日、公式webサイトに前日19日に来季の契約を更新しないことを発表した元日本代表FW田中達也のコメントを掲載した。田中は帝京高(東京)から2001年に浦和へ加入。以来浦和一筋でプレーしてきた。

以下、クラブ発表の田中コメント
●FW田中達也
「プロの世界なので、しっかりと受け止めて、自分の力不足を認識して、必要としてくれるチームがあれば、現役でやりたいと思います。クラブには、言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちがあります」

―印象に残っている試合は?
「やはり、デビュー戦となった試合は今でも思い出にあります。ただ、これでサッカー人生が終わったとは思っていないので、次、前を向いていきたいです」

―ケガもありつらい時期もあったと思うが?
「チームスタッフ、チームメート、家族、周りの皆さんに支えられながら、ケガも乗り越えることができました。ここ最近はふがいなさが残るシーズンでしたが、レッズでは充実したサッカー人生を送れたと思います。

 今後、サッカーをやらせていただけるなら、必要としてくれるチームがあるならそこで、そのチームのために全力でやるだけです」

―今回の話はどのタイミングで知らされた?
「今月の頭、11月の始めに代理人の方から聞きました。もちろんショックもありましたが、そういうことを受け止める準備はしていました。もちろん、家族も僕自身も、少し受け止められない部分もありましたが、いろいろな人と話をさせていただいて、前を向いていけていると思います。

 家族とは前を向いて進むだけで、また違うところで、サッカーをやらせてもらえればという話をしています。

 レッズのサポーターには普段からもちろん、感謝はしていますが、こうしてチームを離れることが決まってから、サポーターの声援というものを改めて思い出しました。まだまだ、こういうことにならないと気付かないというのは、人として未熟だなと感じました。なので、また次、サッカーをしている姿で、達也は頑張っているんだというところを見せられればと思います。

 あとリーグ戦2試合と天皇杯がありますが、試合だけではなく、まず明日の練習をしっかりやることが自分にとっては一番、プラスだと思うし、それが応援してくれた人への感謝の気持ちになると思います。まず一歩一歩、しっかり練習をしていきたいです」

―クラブはセレモニーなどをしたい意向だが?
「話をしていますが、僕自身は終わりじゃないと、まだまだ現役でやりたいって気持ちがあるので。もちろん感謝の気持ちを、どういう形か分かりませんが、表さなくてはいけないと思います。セレモニーという形では、やらないとは思います」

―J1、J2などカテゴリの希望は?
「チャンスをもらえるチームがあるならそこで骨を埋めるつもりでやりたいです。

 オファーはまだ全然ないです。ただ、僕自身は明日、しっかり練習することだけ、あと2試合、天皇杯もありますが、試合だけではないので。自分のやることは」

―海外のチームは?
「それは全然、考えていないです。オファーをいただければどこでも。選択できる立場じゃないですから」

―チームメートにはいつ頃伝えた?
「だいたいの人には、先週、報告というか。試合前だったし、今もまだ大事な2試合が残っているので。リーグ戦はすごい大事なので、自分のできることをしっかり、ピッチの中でも外でもやることが自分の最後の仕事なので」

―サンフレッチェ広島戦は短時間でも出場機会があったが?
「監督には感謝しています。最後のつもりで、もちろんピッチに出ていますし。次、出られるかも分からないし、ベンチには入れるかも分からないので。一瞬、一瞬を大事にしています」

―今シーズンはケガも少なく状態は良さそうだったが?
「チームが3位ということで、自分が少しでも力になれなかったことに悔いは残りますが、それはプロの世界なので、仕方がないことです。監督が考える選手になれなかったのは悔しいですが、次、しっかりやるだけです」

―サポーターへのメッセージ
「さっきも言ったとおり、言葉では言えないほどです。なので、サッカーで頑張っている姿を見せることが一番の恩返しかなと思います」

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