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5位から最終節逆転!浦和が5年ぶりのACL出場権獲得!

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[12.1 J1第34節 浦和2-0名古屋 埼玉]

 J1第34節が1日、各地で行われ、5位の浦和レッズが6位の名古屋グランパスに2-0で勝利。この日敗れた鳥栖と柏をかわした浦和は3位へ浮上し、来季のACL出場権を獲得した。

 過去4年間の成績は08年7位、09年6位、10年10位、そして11年はJ1残留圏ギリギリの15位。アジアの舞台から遠ざかってきた浦和が逆転でACL出場権を獲得した。浦和は前半23分、MF梅崎司の展開からMF平川忠亮が右クロス。後方からPAへ飛び込んできたMF柏木陽介が放ったヘディングシュートは名古屋GK楢崎正剛が反応していたものの、上手くバウンドを合わせることができず、ボールはゴールラインを越えた。

 先制された名古屋はMFダニルソンの左足シュートなどで反撃。前半終了間際には右サイドを崩し、最後はMF小川佳純のラストパスに後方からフリーで走りこんだFW永井謙佑がGK不在のゴールへ向けて右足シュートを打ち込む。だが浦和はDF槙野智章が身体を張ってスーパークリア。同じくACL出場権獲得のチャンスを残して最終節を迎えた名古屋だが、追いつくことができない。

 逆に浦和は後半14分、後半から出場のFW原口元気がゴール正面右寄りの位置でFKを獲得。ゴールまで20m以上の距離から槙野が放った右足FKは素晴らしい軌道でゴール左ポストを叩くと、逆側のポストを弾いてゴールラインを越えるスーパーゴールとなった。

 厳しい状況となった名古屋は後半44分にDF田中マルクス闘莉王が左サイドから仕掛けてPAやや外の位置でFKを獲得したほか、4分間のアディショナルにはショートカウンターからPAへボールを運ぶ場面もあったが、無得点で試合終了。前節鳥栖に敗れて3位から5位へ後退していた浦和に歓喜の瞬間が訪れた。

 試合終了直後、両拳を突き上げて勝利とACLが出場権獲得を喜んだ槙野は枯れた声で「目標はこれしかないと思っていた。何とか結果を残せて良かった。新しい監督が来て、ボクもレンタルで来ていい結果を出せて良かった。(FKは)世界のDFの中でも3本の指に入るくらいシュート練習をしてきました。本当に、ようやく、結果が出て良かったです」と満面の笑みだった。07年のACL王者浦和が来季、再びアジア王座を目指して進撃する。

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