[12.1 J1第34節 浦和2-0名古屋 埼玉]

　ケルン(ドイツ)から浦和レッズへ期限付き移籍中の日本代表DF槙野智章が、来季の浦和残留を宣言した。

　この日、槙野は後半14分にスーパーFKを名古屋ゴールへ叩き込み、また前半終了間際にはFW永井謙佑の決定的なシュートを身体を張ってブロックして勝利の立て役者となった。そしてチームは逆転でACL出場権を獲得。興奮冷めやらぬ試合終了後、サポーターをさらに喜ばせることばを槙野が発する。

　ヒーローインタビューで来季へ向けた抱負を問われ「来シーズン、ボクも一緒に!」とまで口にすると、51,879人が詰めかけたスタンドからは大歓声。そして背番号20が「来シーズン、ボクも浦和の選手と一緒に戦いますんで、(サポーターの皆さんも)一緒に戦いましょう!」と約束すると、スタンドにはこの日最大級の興奮が訪れた。

　槙野は今年1月、ケルンから1年間の期限付き移籍で浦和に加入していた。去就が注目されていたが、自ら来季も浦和でプレーすることをサポーターと約束。前年の15位から3位へ大きく順位を上げた浦和に貢献したDFは、来季も赤いユニフォームをまとって、J、そしてアジアでの戦いに臨むことになりそうだ。