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世界8強経験のFC東京MF野澤、「このユニフォームを着ることが夢だった」

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 世界の8強を経験した大型ボランチがプロの第一歩を記す。FC東京の下部組織から唯一トップ昇格を果たしたMF野澤英之。だが所属したFC東京U-18は昨季、関東プリンスリーグ1部で2位に終わり、惜しくもプレミアリーグ昇格を逃した。

「最後の最後までチャンスはあったんですが」。今でも悔しさを口にする野澤。「最後は得失点差でダメだったので、そういう部分にもこだわりをもってやっていきたい」と勝負の厳しさを味わった。

 だが個人としてはここまで順調な成長を遂げてきた。11年7月にメキシコで開催されたU-17W杯には日本代表の一員として参加。グループリーグではアルゼンチンを下すなど、8強進出に貢献した。本人も「大きな経験だった」と振り返る。

「やはりW杯に出場したことは大きな経験だと思います。そこで得られたことを意識しながらやっていきたい。得たもの?ブラジルなんかは相手の逆を突くプレーが本当に巧いと思いました。ここに来るだろうと思ったところには絶対こない。それを真似するではないが、自分のプレーに活かせればなと思います」

 MF橋本拳人に続いて2年連続のトップ昇格となるが、同世代では唯一の昇格となった。「昇格が決まったとき、みんなにも頑張ってくれと言われた。応援してくれていると思うのでその人たちのためにも頑張りたい」と力を込める。

「このユニフォームを着ることが夢だった」と話す18歳。『梶山2世』とも称される大型新人がいよいよプロ生活をスタートさせる。

(取材・文 児玉幸洋)

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