ベルマーレ創立20周年記念試合が27日に、BMWスタジアムで行われた。

　30分1本の第1試合では、ベルマーレOBとレイソル・ジュビロOBが対戦。12分にMF棚田伸にゴールを許したベルマーレOBだが、17分にFWアマラオ、19分にFW高田保則が立て続けに得点を挙げて、2-1で勝利した。

　第2試合では、ベルマーレ平塚と湘南ベルマーレOBが対戦。ベルマーレ平塚の一員として出場した高田が、第1試合に続き25分にゴールを決めて、ベルマーレ平塚が1-0で勝利している。

　ベルマーレ平塚と湘南ベルマーレOBが対戦した第3試合。11分に2013シーズンから新加入するMF吉濱遼平が、ゴールを決めてベルマーレ平塚が1-0で勝利している。

　2ゴールを挙げたOBの高田は「こういう難しい空気感のなかで、ゴールは狙っていました。今日は中盤にパスを出せる選手がたくさんいたので、素直におもしろかったです。中盤が運べるから前は最後ゴールを決めるだけだったので、すごく楽しかった」と、笑顔を見せた。

　また、元日本代表のMF中田英寿も「やはりプレーをするたびに『もっとうまくなりたい』と思うので、なかなか満足はできませんね。ここでプレーしたのは18歳の頃からで、僕のプロ選手としてのキャリアはここで始まったという思いを、ここに戻ってくると強く感じることができます。いい天気の下で、あのころと変わらずたくさんのサポーターの皆さんがいて、こうしてJ1に昇格するというタイミングで戻ってこられたというのは、感慨深いです」と語り、「今年のベルマーレが過去よりも一番良い成績を残せるように、またずっとJリーグ優勝を目指せるチームであり続けられるように…と思っています」と、2013シーズンに臨むチームへの期待を語った。