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リーグ初勝利を目指した湘南対川崎Fの「神奈川ダービー」はドロー

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[4.6 J1第5節 湘南1-1川崎F BMWス]

 湘南ベルマーレ川崎フロンターレの一戦は1-1の引き分けに終わった。

 ともに3日のナビスコ杯で今季初勝利を挙げたものの、リーグ戦の勝利のないチーム同士の対戦となった「神奈川ダービー」。爆弾低気圧をものともしない熱気がスタジアムを包み込んだ。

 前半7分、川崎FはMF山本真希が右サイドを抜け出し、クロス気味のシュート。同10分にもFW大久保嘉人が左足で豪快にミドルを狙うが、いずれもGK安藤駿介に弾き出され、ゴールを割ることが出来ない。

 徐々にペースを握り返した湘南も前半14分、FW梶川諒太がミドルを放つが枠外。同18分にも今度はFW武富孝介がミドルを狙ったが、これもわずかに右に外れ、枠を捕えることが出来なかった。

 雨足の激しくなった後半。ピッチに水も浮き、ボールが進まない悪条件の中でも試合は進む。後半13分、川崎FはFW小林悠が頭で落としたボールにDF登里享平がフリーで詰める。だが安藤の好セーブに防がれると、こぼれ球も左に外してしまい、決定機を逃してしまう。

 すると後半39分、CKが続いた湘南は左サイドからのCKをFW高山薫がニアで合わせて、先制に成功した。

 だが直後のプレーだった。川崎Fは後半40分、左サイドから登里がクロスを上げると、直前にピッチに入ったFWパトリックが左足で合わせて、同点に追いついた。

 今季初ゴールを逃した両チーム。先制点を奪った高山とってはユース時代まで川崎Fの下部組織で育ったという縁があった。「内容的にはいい試合ではなかった」と初勝利を逃した悔しさを見せたが、“古巣”との対戦には、「小さいころからあのユニフォームを着てやっていた。応援も懐かしかった。その中でやれたのは幸せでした」と感慨深げだった。

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