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北九州が今季ホーム初勝利も…柱谷監督「今までで一番悪い試合」

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[4.7 J2第7節 北九州1-0愛媛 本城]

 ギラヴァンツ北九州はホームで愛媛FCに1-0で競り勝った。前節の千葉戦は1-6の惨敗を喫したが、これで4試合ぶりの白星。ホームでは待望の今季初勝利となった。

 前半の主導権を握った愛媛だが、前半10分、MF村上巧のミドルシュートは枠を捉え切れない。同24分にはMF赤井秀一のFKにFW石井謙伍が合わせたが、これも枠を外れた。同31分、DF三原向平が角度のない位置から狙ったシュートも枠外。チャンスをつくりながら最後の精度を欠き、前半をスコアレスで折り返した。

 後半に入ると、徐々に流れは北九州へ。後半20分、PA内で粘ったMF内藤洋平が中央にボールを入れると、後半開始から出場のFW渡大生がヘディングシュート。これはGK秋元陽太の好セーブに阻まれたが、後半24分、DF松本陽介からパスを受けたMF鈴木修人の右クロスにMF小手川宏基が右足で合わせ、ゴールネットに突き刺した。

 先制に成功した北九州はさらに攻め込む。後半35分には小手川からのクロスに途中出場のFW柿本健太がダイビングヘッド。惜しくも追加点とはならなかったが、前節・千葉戦で6失点を喫した守備陣が最後まで1点を守り抜き、1-0の完封勝利をおさめた。

 今季ホーム初勝利となった柱谷幸一監督は「ずっといい内容の試合をしながら勝てていなかったので、ホームで勝てて本当に良かった」と笑顔で振り返ったが、「今までの試合の中で一番悪い試合だった。自分たちの目指すサッカーがほとんどできなかった。その中でも前半をゼロに抑えて、ワンチャンスをものにできたというのはチームが精神的に成長できているところかなと思うが、サッカーの内容はまだまだ上げていかないといけない」と、満足することなく語っていた。

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