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ウイルソン不在の仙台は武藤弾も勝利届かず…柏が3戦連続劇的勝利

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[10.26 J1第30節 仙台1-2柏 ユアスタ]

 柏レイソルが敵地でベガルタ仙台を2-1で下した。柏は3連勝で勝ち点を48に伸ばした。仙台は5戦ぶりの敗戦で残留争いを抜け出すことは出来なかった。

 またも決勝点は終了間際に生まれた。後半アディショナルタイム、柏はMF太田徹郎がFKをゴール前に蹴り入れると、ファーサイドで競り勝ったDF渡部博文が頭で折り返す。「キッカーの位置的にファーサイドに折り返しがくると思った」。右サイドにいたFWレアンドロは体勢を崩しながらもゴールにねじ込む。「いいショートが打てた」。

 3連勝の柏だが、いずれも終了間際で決勝点を挙げての勝利になった。レアンドロも「チームが諦めていないことを証明できている」と胸を張り、「ACL圏内に入れればいいと思っている」と目標も明確に戦い抜くことを誓った。

 柏の先制点もセットプレーからだった。前半20分、左サイドからMF秋野央樹が絶妙なボールを蹴り入れると、渡部の頭にドンピシャリ。豪快なヘディングシュートがゴールネットに突き刺さった。

 ただ試合全体を見ると、仙台は決して悪いサッカーではなかった。前半39分にはカウンターを見せるとMF梁勇基のスルーパスにFW武藤雄樹が走り込む。フェイントでDFを外すと、左足で同点ゴールを蹴り込んだ。仙台はFWウイルソンが左ひざ関節骨挫傷及び外側半月板損傷との診断を受けて、3~4週間の離脱が判明。代役として出場した25歳FWがきっちり結果を残した。

 しかし後半に入ると、CKを合わせたDF石川直樹のシュートがGKの正面に飛んでしまうなど、運にも恵まれなかった。J1リーグ戦は残り4戦。残留争いのライバルC大阪との直接対決も残すだけに、気の抜けない戦いは続く。

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