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ホーム無敗を「14」に伸ばした柏、徳島を圧倒して4連勝!!

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[11.2 J1第31節 柏2-0徳島 柏]

 J1第31節が2日に行われ、日立柏サッカー場では6位柏レイソルと18位徳島ヴォルティスが対戦した。FWドゥドゥとFWレアンドロの得点で前半のうちに2点を重ねた柏が、徳島を寄せつけず4連勝を飾った。
 
 3連勝中の柏は、出場停止明けの主将MF大谷秀和がスタメンに復帰。DF鈴木大輔とDF渡部博文が出場停止となったDFラインは、U-21日本代表MF秋野央樹とU-19日本代表DF中谷進之介の若い2選手が先発。FW工藤壮人はリーグ戦では2年ぶりのベンチスタートとなった。

 一方、2連敗中の徳島は、前節・名古屋戦(0-2)からスタメンを2選手変更。DF藤原広太朗が2試合ぶり、FW宮崎光平が17試合ぶりに先発を飾った。

 静かな立ち上がりとなった前半だが、ボールの収まりどころがない徳島に対し、柏が攻勢を強めていく。10分、左サイドのDF{{橋本和}を起点に、レアンドロ、MF大谷秀和へとボールがつながると、大谷スルーパスにMF太田徹郎が抜け出しGKと1対1を迎えたが、決定機をものにすることはできなかった。

 18分にも柏が再び左サイドからチャンスをつくる。レアンドロと橋本で左サイドを突破、橋本がGKとDFの間に鋭いボールを送ると、ファーサイドでFWドゥドゥがつめて柏が先制する。

 リードを奪った後は、柏がゲームを掌握。前線のレアンドロ、ドゥドゥ、太田を起点に徳島ゴールに迫るが、試合は1-0のまま推移する。チーム得点王のFW高崎寛之が負傷により34分にピッチを後にした徳島は、代わって入ったFWキム・ジョンミンの高さを活かす。ロングボールでは188cmのキムが競り勝つが、セカンドボールを柏に拾われて攻撃のカタチをつくれない。41分には橋本にインターセプトを許すと、DFラインの裏に抜け出たレアンドロにスルーパスを通され、2点目を献上して最初の45分を終えた。

 後半に入ると膠着状態に入り、両チームともシュートチャンスをつくれない時間が続く。徳島はMF那須川将大とFW廣瀬智靖を投入し、反撃を試みる。キムの足元にボールが収まりはじめ、徳島が攻勢に出る場面も増えるが、柏守備陣がゴールを割らせない。

 前半とは打って変わってチャンスがない柏は、28分、ドゥドゥを下げて工藤を入れる。すると工藤が早速決定機を演出。30分、工藤の縦パスに抜け出したレアンドロがGKと1対1になるが、GK長谷川徹の好セーブに阻まれる。エースの投入で息を吹き返した柏は、レアンドロが続けざまにシュートを放つも、3点目は遠い。

 柏は終盤の好機を活かせなかったが、2点をリードしたまま試合終了。勝利した柏はホームでの無敗を14にするとともに、勝ち点を51に伸ばしている。対する徳島は10戦勝ちなし(1分9敗)となった。

(取材・文 奥山典幸)

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