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7戦連発ならず…G大阪FW宇佐美「どこかでストップすると分かっていた」

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[5.2 J1第1ステージ第9節 浦和 1-0 G大阪 埼玉]

 点取り屋の連続ゴールが止まった。第3節甲府戦から6戦連発、計8ゴールと荒稼ぎをしていたガンバ大阪FW宇佐美貴史だったが、浦和との首位攻防戦で自身はノーゴールに終わり、チームも0-1で敗れて7試合ぶりの黒星を喫した。

 この日、宇佐美にゴールが生まれればクラブ新となる7戦連発、チームが勝利すれば首位を奪取するチャンスだった。宇佐美のファーストシュートは前半12分。ミドルレンジから積極的に狙ったものの、ボールは枠を捉えることができず。すると、ここからシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。

「守備の面で(FWパトリックとの)距離が離れている感じがありました。ボールを奪った後のポジショニングが、あまり良くなかったと思います」と2トップを組むパトリックとの距離感が良くなかったと話した宇佐美は、「(浦和に)ボールを持たれる展開が増えたので、疲労感が募ってきて、効果的な攻撃を仕掛けられませんでした」と自らにも疲労があったとも語っている。

 しかし、0-1とリードを許して迎えた後半アディショナルタイムに決定機を迎える。だが、PA内に侵入して放ったシュートは、GK西川周作に弾き出されてしまう。同点の好機を逸したことに、「個人的なシュートミス。コースも甘かった」と唇を噛むしかなかった。

 自身の連続ゴールは6試合で止まり、チームも首位に立つチャンスを逃して浦和との勝ち点差は4に広がった。連続得点について、「6試合続いていましたが、元々あまり気にしていなかったし、どこかでストップすると分かっていました」と淡々と語ったストライカーは、「また、次からという気持ちです」と気持ちを切り替えようと視線を上に向けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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