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トンネル抜けた…清水が開幕戦以来、10試合ぶり今季2勝目

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[5.10 J1第1ステージ第11節 神戸1-2清水 ノエスタ]

 清水エスパルスが長いトンネルを抜け出した。アウェーでヴィッセル神戸と対戦し、2-1で勝利。鹿島を3-1で下した3月8日の開幕戦以来、10試合ぶりとなる今季2勝目を飾った。一方の神戸は3試合ぶりの黒星でホーム2連敗。これで4試合勝ちなし(2分2敗)となった。

 清水は前半14分、FWピーター・ウタカからパスを受けたMFミッチェル・デュークが左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でゴール右隅に流し込む先制点。神戸も前半29分、DF高橋峻希のスルーパスにFW渡邉千真が抜け出すと、シュート性のクロスはGKに弾かれたが、跳ね返りがMF六平光成に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 不運なオウンゴールで同点に追いつかれた清水は前半アディショナルタイム、MF大前元紀のFKにDF平岡康裕が頭で合わせるが、古巣相手にGK山本海人が好セーブ。1-1で折り返した後半も一進一退の攻防が続いたが、清水がセットプレー一発で勝ち越した。

 後半25分、大前が鮮やかな直接FKをゴール左上隅に叩き込み、2-1。その後は神戸の反撃に遭ったが、粘り強く耐え、勝ち点3をもぎ取った。決勝FKの大前は試合後のインタビューで「GKからFWまで全員が戦った結果」と胸を張り、「開幕以降、勝てない試合が続いて、最近は勝てる試合を落としていた。ようやく勝ち点3をサポーターに届けられてよかった」と、約2か月ぶりとなる白星に安堵の表情だった。

 神戸は後半40分、FW石津大介が左サイドを縦に突破し、クロスにFW小川慶治朗が頭で合わせたが、枠外。後半アディショナルタイムには絶好の位置から渡邉が直接FKを狙うも、GK杉山力裕のビッグセーブに阻まれ、直後にタイムアップのホイッスルが鳴った。

●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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