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笑顔なき今季初ゴール、新潟FW指宿「甘さは許されない」

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[6.27 第1ステージ第17節 浦和 5-2 新潟 埼玉]

 今季リーグ戦初ゴールにも、笑顔はなかった――。

 0-4と浦和に大量リードを許して迎えた後半13分、アルビレックス新潟FW指宿洋史はピッチへと送り込まれる。「0-4と厳しい状況でしたが、自分が入ることで少しでも流れが良くなればと思っていました」。

 後半33分に迎えた決定機はGK西川周作の好セーブに阻まれたが、同36分に左サイドのMF加藤大からパスを受けると、右足でネットに突き刺して今季リーグ戦初ゴールを記録した。しかし、チームは2-5の大敗を喫して、第1ステージを17位で終えることとなった。だからこそ、「今日のゴールに特に思うことは何もないです。試合に負けたので」と表情は晴れなかった。

「単純に力の差を見せ付けられたと思う。ウチにもチャンスがないわけではなかったけど、決めるところを決め切る勝負強さが相手にはあった」と第1ステージ覇者である浦和の強さを認めながらも、「この2週間でしっかりとチームを立て直していかなければいけない」と気持ちを切り替えようとしていた。

 第1ステージで積み上げた勝ち点は、わずかに14。残留圏となる15位松本との勝ち点差は1だが、最下位清水との勝ち点差も1。「『結果がついてくれば』という甘さは許されない。『結果をついてこさせる』しかありません」と第2ステージでの巻き返しを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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