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柏MFクリスティアーノが2Gも及ばず…前半の3失点は「かなりダメージがあった」

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[7.11 J1第2ステージ第1節 柏2-3鳥栖 柏]

 14位に終わった第1ステージからの巻き返しを期する柏レイソルにとって、第2ステージ開幕戦の前半は目を覆いたくなるような内容だった。守ってはサガン鳥栖に3点を献上、5本のシュートを放ったもののチャンスらしいチャンスはなく、さらに第1ステージ全17試合でフル出場をしていたGK菅野孝憲とDF鈴木大輔が負傷によってピッチを去っていた。「前半に3失点を喫してしまったのはかなり痛手でした。2失点を続けて受けて、3失点目もカウンターで受けてしまって、かなりダメージがあった」。MFクリスティアーノは悪夢のような最初の45分を振り返った。

 それでも「かなり気持ちを入れて戦えた」(クリスティアーノ)後半は、柏が鳥栖を押し込んだ。「アキ(秋野)を落として3-4-3のような形」(大谷)にシステムを変更、クリスティアーノを3トップの中央に配置すると、次々とシュートを放った。後半11分にはクリスティアーノが倒されてPAすぐ外でFKを得る。「入る自信があった」という低い弾道を描いたシュートをクリスティアーノが自ら決めて1点を返した。

 後半16分にはDFキム・チャンスのクロスにバイシクルシュート。これは惜しくもゴールマウスを外れたが、終了間際の44分にはこの日2点目となるPKを決めてついに1点差とすると、アディショナルタイムにはFW工藤壮人のクロスをクリスティアーノが頭で合わせる。しかし、無情にもゴールポストに嫌われてしまった。

「後半盛り返したとはいっても、結果がすべて。(失点を)減らしていこうと臨んだ中で3失点してしまった。みんながボールに対して予測しながら動いているので、予想外の奪われ方をすると手薄になる状況がある。全員で柔軟に対応していかなければ」とMF大谷秀和。「負けでスタートなので、何とか次、盛り返すしかない」。柏のキャプテンは、雪辱を誓った。

(取材・文 奥山典幸)

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