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決めても守ってもガッツポーズ!! 浦和DF槙野「そういう場面があまりない」

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[8.16 第2ステージ第7節 浦和 1-0 湘南 埼玉]

 決勝点となるゴールを叩き込むと、疾走からダイナミックな側転を披露。そして、浦和レッズDF槙野智章は歓喜の雄叫びを上げた。

 スコアレスで迎えた後半13分、MF柏木陽介がゴール前に浮き球のパスを送るとFW興梠慎三が競って、こぼれ球をMF関根貴大が拾う。関根がグラウンダーのクロスを送り込むと、そこに走り込んだのが槙野だった。「関根の前に陽介と目が合ったので、陽介から出てくるかなと思っていました」と槙野は振り返ったが、関根からのパスを右足で合わせるとゴールネットを揺らし、「うまくボールを蹴ることができました」と今季自身2得点目を自画自賛した。

 昨季奪った4得点はすべてセットプレーから。そして今季奪った第1ステージ第10節柏戦のゴールもセットプレーから奪ったゴールであり、「流れの中からゴールは決めたのは久々です。セットプレーよりも、今日のようなゴールの方が好きなので、素直に嬉しかったですね」と声を弾ませている。

 後半26分に訪れたピンチを防いだ際には、ここでもガッツポーズを見せた。湘南にカウンターを発動されると、FW高山薫に自陣深くまでボールを運ばれそうになる。しかし、そこに立ちはだかったのが槙野だった。体を入れてタッチラインにボールを蹴り出すと、ゴールを奪ったときと同様に派手なガッツポーズを披露した。

「GKがセーブしたときや、FWがゴールを決めてガッツポーズをすると思いますが、ディフェンスの選手にはなかなかそういう場面がありません。1対1に勝つことで見せるガッツポーズもチームの士気を上げることにつながると思うし、スタジアムで見ている人の流れをこっちにも向かせたかった」。攻守両面でガッツポーズを披露した男が、チームの2連勝に大きく貢献したことは間違いない。

(取材・文 折戸岳彦)
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