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13戦未勝利…金沢MF清原、15試合ぶり得点も「満足などできない」

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[9.20 第32節 横浜FC 2-1 金沢 ニッパツ]

 また、勝てなかった――。対戦相手の横浜FCは8連敗中だったこともあり、ツエーゲン金沢MF清原翔平は「お互いが勝利から遠ざかっている中で、先制点が重要だと思っていました」と振り返っている。しかし、前半34分にFW大久保哲哉に先制点を奪われてしまう。

 12試合未勝利で迎えた横浜FC戦。先制点を献上した金沢は後半に入り、反撃を試みる。しかし、清原が「後半は後ろで回すことができましたが、なかなか前に進めなかった」と語ったように、なかなかシュートまで持ち込むことができない。その要因は、「相手にブロックを敷かれた中で、攻撃のスイッチがうまく入らなかった」としている。

 後半34分にFW黒津勝に追加点を許して0-2で迎えた同39分、金沢はPKの好機を得る。キッカーを務めた清原は「思い切りというのではなく、真ん中に蹴れば入るかなと思っていました」ときっちりネットを揺らして1点差に詰め寄った。しかし、反撃は及ばずに1-2の敗戦を喫し、未勝利は13試合まで伸びた。

 自身にとって第17節磐田戦以来の得点に、「自分の仕事して、ゴールを決められたのは良かったと思う」と話しながらも、「ただ、満足などできません。物足りないし、消化不良なところがあります」とチームを勝利に導けなかったことに悔しさを滲ませた。

 3日日後には第33節長崎戦が待ち構えている。「次の試合も厳しいものになると思いますが、皆で我慢しながら白星をつかめるように頑張りたい」。キャプテンは気持ちを切り替えようとしていた。


(取材・文 折戸岳彦)
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