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チャンピオンシップ出場圏内に再び…FW東「とにかくFC東京で優勝したい」

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[11.7 J1第2ステージ第16節 柏0-1F東京 柏]

 前節、浦和に3-4と競り負けてG大阪に譲った年間勝ち点3位の座を、1節で取り戻したFC東京。「あんなに点を取られることもなかなかないので、しっかり守備から入っていこうと思っていた。こっちが先制すれば勝てるんだと自信を持っていたので、それが結果につながった。これがうちのサッカー」。中盤で柏レイソルのキーマンであるMF大谷秀和とMF武富孝介をMF高橋秀人とともにケアしていたMF米本拓司は、1-0の勝利への手応えを口にした。

 2トップの一角として先発し、守備面でも貢献度の高かったFW東慶悟は、柏戦に懸けた想いを吐露する。「G大阪の勝ち負けが関係ありましたけど、とにかく自分たちが勝つということで、2連敗した後にスタートした」。2連敗でチャンピオンシップ出場権を得られる年間3位は遠のいたかに思われたが、今節G大阪が広島に2-0で敗れたため、年間勝ち点を62に伸ばしたF東京が年間3位に返り咲いた。

 F東京で3シーズン目を戦う東は、チャンピオンシップに出場する意義を噛み締める。「チャンピオンシップに出られる位置にいるのは、F東京にとって大事な時期だし、歴史を変えるときがきている。それで気合いが入らない選手はいないし、今日はみんな気持ちが入っていた」。リーグタイトルへの責任も強い。「とにかくF東京で優勝したい。試合に出させてもらっているので、責任を持ってプレーしなければいけない。1分でも1秒でも試合に出て責任を果たさなければならない」。

 22日の最終節は、ホームでの鳥栖戦。勝利すれば自力でチャンピオンシップ出場を決めることができる。「(ホームは)すごく大きいし、雰囲気もあると思う。それで選手たちもまた気合いが入る。たくさんの人がスタジアムに来てほしい。何としてでもチャンピオンシップに出れるようにしたい」。超満員の味の素スタジアムで、日本一への挑戦権を得ることができるか――。運命のキックオフは、22日13時30分だ。

(取材・文 奥山典幸)

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